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成長する機会が多いと日々感じる

山口支局執柄 詩衣莉

2023年入社/国際関係学部卒
社歴
2023年4月~24年1月 福岡支社編集部
2024年2月~ 山口支局
執柄 詩衣莉:プロフィール写真

先輩インタビュー

Q 入社の決め手は何でしたか?

地方のニュースを様々な媒体を通して全国の多くの人に届けられるという通信社としての強みと、会社説明会や選考を受ける過程で感じた新人の段階から任せられる裁量の大きさが決め手です。
実際に入社し、支社でさまざまな分野の業務を行う中で全国の地方新聞やテレビ局だけに記事を配信するだけでなく、必要とする人により細やかな情報を届けられるということがわかりました。例えば、行政関連のニュースを自治体職員に届ける情報サイトや教育や福祉など詳しい記事を掲載した情報誌などがあり、届けたい人に対してダイレクトに詳細な情報を伝えられます。
また、支社は本社より記者の人数が少ないため新人のころから担当の分野だけにとどまらず、あらゆる分野の取材を経験できるとともに、時間をみつけ自身の関心のあるテーマについても取材を重ねることができます。支社での業務は、新人の段階から他社のベテラン記者に囲まれ取材を行ったり責任を持って仕事をすることで、成長する機会が多いと日々感じています。

Q 現在の主な仕事は何ですか?

現在は福岡支社から山口支局へ異動し、記者職1人で日々の業務に取り組んでいます。記者が複数人いる支社ではそれぞれ担当分野を持ちますが、支局では警察、司法、行政、経済などと全てを取材することになります。
1日の大半は県庁での取材になってきますが、その他の市町村といった自治体の取材も行います。山口県は想像以上に広く、公共交通機関も都市部と比較すると劣るため、車を運転し遠方に取材に行くことも多々あります。
どの分野を取材していても、地方ではこれから人口が確実により減少していき財源も縮小していく中で、どのようにして今の社会を維持していくのか、ということが根本にあると感じます。そのような状況の中で、さまざまな人たちや自治体の取り組みを取材し、記事を書き届ける際の視点や意義は何なのかをよく考えています。
基本的に記者1人となる支局では、何を優先すべきなのか取捨選択を常に考えながら行動し気を張っていることもありますが、地方であっても自分次第で多様な取材ができると思っています。

Q 印象深かった仕事は何ですか?

2023年の7月に九州北部での豪雨により土砂崩れが起きた久留米市田主丸の取材です。
福岡に配属が決まった際から、九州では毎年のように小さくはない豪雨の被害が出ており災害現場の取材を行うことがあるだろうと覚悟をしていました。しかし、右も左もまだまだわからない入社して4カ月の出来事で、状況が1分1秒と変わる中での取材で確かな情報をより早く伝えていくことの難しさを痛感しました。
避難所での取材をした際には、災害への恐怖を感じてらっしゃる住民の方に対して、身の危機を感じた際のことを思い出し傷つけてしまわないように、失礼に当たることがないようにと思いながら話しをお聞きしました。
現場では電気水道もとまり、土砂崩れにより土砂や雨が流れ込んだ住宅や道路をはじめ病院などを、砂埃が舞い洪水による感染症の恐れもある7月の猛暑の中、住民の方が汗だくになりながら片付けている現場を目の当たりにし、現場の空気感やにおいを文字で届けるにはどう表現したらいいのだろうかと難しさを感じました。

Q おおまかな一日のスケジュールを教えてください

執柄 詩衣莉さんの一日

10:00
出社 深夜帯に起きた事件や事故の確認、場合によっては取材する。新聞各紙の朝刊を確認。
10:0013:30
市役所や他自治体の取材。日によっては裁判所の記者クラブに赴く。
13:30
昼食
14:0017:00
県庁や県警で取材をしたり、原稿を書いたりする。
17:00
支局に行き、支局に届いていた自治体や企業の広報紙といった情報を確認。
18:3019:00
他社の報道に目を通し、自分が把握していなかった事案がないか確認。翌日の取材予定の確認や取材準備が終えれば帰宅する。

Q 休日の過ごし方を教えてください

山口県に赴任直後は、車の運転に慣れるためによくドライブをしていました。お店も都市部と比較すると閉店時間も早いので、休みの日も朝から行動することが増え健康的な休日を過ごせているように感じます。地元のカフェなどで本を読んだりとまったりと過ごすことが多いです。
また、家の片付けや掃除をし、日頃から自炊をしているので平日より少し凝った料理を作ったり、平日分の作り置きなどをするなどしています。

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