「どうしても結婚できない人の為の婚活塾」
婚活でのお困りごとを解決に導く結婚相談所
Jun marriage婚活カウンセラーの泉です。
このブログは、 36歳から婚活を始め真剣交際を打診しては断られたしまったHさん(44歳男性)が、成婚したお話です。
約1年前、当結婚相談所に移籍する際には「今度こそ失敗をしたくない」という気持ちと「どういう結婚相談所を選べば自分は上手くいくのか」をとことん調べて考えたそうです。
男性会員Hさん(44歳)は、真剣交際を打診した経験が2度あります。
それなのに、結果は真剣交際には進めませんでした。
その理由とは?
Hさん紹介
- 当結婚相談所への移籍当時43歳
- 女性との会話は苦手だが人と関わる仕事なので会話はある程度できる
- 36歳から婚活を始めた
- 結婚相談所は【可もなく不可もない同士】で結婚するものだと思っていた
- 好きと言う感情が理解できず、仲を深めていくのは結婚後だと思っていた
- 外見的には清潔感もあり一見問題なさそうに思われる男性
- 恋愛経験はない
移籍前のHさんは、何人か仮交際までは進むが、長い期間仮交際したとしても真剣交際まで進むことができないお悩みを抱えていました。
目次
以前の結婚相談所では活動が上手く行かなかった理由
Hさん、今日は改めてご成婚おめでとうございます^^
今日は過去の結婚相談所での活動も含めてお話を伺います。
ありがとうございます。
上手く行かなかった原因は振り返ってみると今だからよくわかることがたくさんありますね(笑)
女性がなぜ頑張ってくれないんだろうと思っていました。
女性への不満をもっていたこともありました。
改めて振り返ってみると、ただ自分が心を開いていなかったことが原因だと思う。
心の開き方も分かっていなかったのでそこも問題だった…
女性への愛情表現が全くできていなかった。
上手く行かなかったら次に行けばいい、というのが結婚相談所での活動だと思っていた。
お互いに良くもないけど、悪くもない同士で結婚するものなんだろうと思っていた。
仲を深めていくのは結婚後でいいだろうと自分勝手に考えていた。
お見合い結婚とは、条件があえば結婚してしまうものだと思っていた。
以前入っていた結婚相談所では、カウンセラーさんに相談しても「問題ない」と言われていた。
「Hさんは問題ない。次に頑張っていこう」としか言われなかった
今振り返ると、以前のカウンセラーさんは「会員のモチベーションを下げたくないから」だけだったんだろうと思う。
それでも、何度もお断りされてしまうのは、自分に問題があるんだろう、とは思っていた。
とは言え以前のカウンセラーさんは、相談しても「あなたに問題がある」とは言えなかったんだろうと思うし、婚活のモチベーションを落として辞めてほしくなかったのかもしれない。
婚活はそういうものなんだろうな、と勝手に思っていた。
とにかく数を打っていつかいい人にあたればいいと考えていた。
結局、長く婚活をしていても、交際終了が繰り返されるので本当に困っていた。
そんな時「何か自分が問題なのかとにかく知りたい」と思って泉さんに相談した。
女性に対して上辺だけの会話しかできていなかった
Hさんは、婚活が長期化しているお悩みの中「なんとなく自分に原因があるとは思っていてもその原因がわからないことが一番辛い」と、最初の婚活相談時にお話してくださったことをよく覚えています。
今だから思うのですが、自分には決定的なマイナスがないことが問題だったんですよね。
以前のカウンセラーさんも「Hさんは大丈夫ですよ」とプラスのことしか言ってくれなかったので【まだいい相手に出会えていないだけだ】と、本当に思っていた時期もありました。
Hさんの問題は、上辺だけの会話で女性と本音で話すことができないことでした。
女性と本音で話すことは、恋愛経験がない男性の場合とても難しいんです。
「上辺だけの会話だ」と泉さんに言われても、最初は全然意味が分からなかったです(笑)
上辺と本音の会話のことや、女性の気持ちについてもとても丁寧に教えてくれて助かりました。
真剣交際を打診した交際①
以前の結婚相談所での活動中、長い仮交際をしても真剣交際に進めなかった経験を2度しましたが、振り返ってみます。
ある女性とは、3ヶ月ぐらいほとんど進展がない状態でした。
ただ会っているだけになっていました。
クリスマスの時期になったため、当時のカウンセラーの方からは「自分の気持ちを伝えたらいいですよ」というアドバイスを受けました。
そう言われても、自分が彼女に対して気持ちがあったのかということさえよく分からない状態になっていました。
とは言え、ここまで交際を続けたのだからきっと彼女も自分を受け入れてくれるだろう、きっと頑張ってくれるだろう、などと思ってしまいました。
実際彼女に言った言葉は、気持ちもこもっていなかったと思います。
「真剣交際に進みたい気持ちでいます」と伝えた記憶があります。
彼女からは「そんな風に考えてくれていたことは分からなかった」と言われました。
今思い返すと、「嬉しい」とかは全くなく、ただ驚かれているだけの状態でした。
当たり前ですがすぐには返事をもらえず、「考えたい」と言われてしまい、それでもずるずると仮交際を続けてしまいました。
その後、彼女が手術をするような病気になってしまいました。
その時お相手からは「心配はいらない」と言われたので、言葉では心配していることを伝えはしましたが、本当に心配していたかというと怪しいです。
手術後に、カフェでデートをしました。
そのお店が最初にドリンクを注文して席にもっていくカジュアルなお店だったため、一緒に並んで注文したが、その時に彼女から怒りのような発言がありました。
「こういう時は私のことを配慮して席に座っていてくださいというべきなのでは?」と。
自分も「確かに」と思ったので謝り「自分は気づかないので言ってくれたら直します」と伝えましたが、彼女の怒りはおさまりませんでした。
そして交際終了となりました。
Hさんは、「仮交際が長く続いているので、自分のことは悪くは思われていないんだろう」と思われたんですよね。実はこれは、婚活が上手く行かない多くの男性に共通するところなのです。
わかります。
女性というのは【嫌だったら交際終了】【交際を続ける=好き】という理解をしていました。
女性は、男性の考えとは全く違います。
女性にも2つのタイプがあります。
- 恋愛経験が多少はあるため、男性からの「好きだ」と言う愛情表現を感じないと前に進めないタイプ
- 恋愛経験がなく、男性の事を知らない。ある程度の年齢になったので結婚しなければと焦りながらも、どんな男性と結婚したらいいのか悩んでいるタイプ
泉さんはいつも分かりやすく女性の事も教えてくれました。
次にお話する女性は、今思えば自分と似たタイプで【恋愛経験がない女性】だったんだろうと思います。
とは言え「どんな男性と結婚したらいいのか分からない」なんて、そんな悩みをもつ女性がいるとは当時は全く思いもしませんでした。
真剣交際を打診した交際②
コロナがひどくなる半年前ぐらい(2020年夏頃)から交際をしていました。
途中お互いの仕事が忙しくなってしまい、月1ぐらいしか会えなくなっていました。
半年近く経過してしまっていたので、結婚相談所経由でも相手方に真剣交際を打診したが、彼女からは「1か月以内に返事をしたい」と言われてしまう状況でした。
自分としてはお返事を頂く前に話し合いをしたかったです。
ですが、コロナに対して彼女が敏感だったこともあり、こちらが「感染対策は配慮する」と伝えても、話し合いの場に行くのも控えたいと言われてしまい、結局話が出来ずじまいでした。
最終的に、話し合いもできないまま彼女の方から交際終了を告げられました。
彼女は自分と似たタイプの女性で、積極的に動くタイプではありませんでした。
無理してまで結婚する気持ちがなくなっていたのではないかと思います。
【お互いに可もなく不可もない】の交際になっていたことがすべての原因だったと思います。
私は、良くもないけど悪くもない同士で結婚するものだと思っていました。
こんな自分の考えが相手にも伝わっていたんだろうし、相手も同じ気持ちだったのではないかと思います。
コロナのせいもあったからとは思っていましたが、今思えばコロナがなかったとしても結果は同じだったのではと思います。
【可もなく不可もない交際】が悪いという認識もありませんでした。
自分に似たタイプを求めていたため、そういう人との交際がしやすかったんだと思います。
相手もこだわりもないし、自分も外見的な要素も含めて自分の近くに住んでくれることなどの条件が合えばそれでいいと思っていました。
愛情の気持ちを伝えられない人間だったなと思います。
だから基本的に待ちの姿勢の女性を無意識に選んでしまっていたように思います。
好きとか嫌いとかそういうことではなく、可もなく不可もなくの関係が楽だったんだと思います。
恋愛経験がない女性の場合、男性との距離の詰め方や交際の進め方がわからないので、男性に託してしまう傾向があります。
こういう女性はそもそも男性に対して好きと言う感情が起こりにくいので、お互いに条件があって嫌な感じがしなければ結婚できると思っているんです。
わかります。
自分も感情の変化がない人間なので、そういうタイプの女性といる方が自分を理解してくれるのかもと勘違いしていたところもあるんだと思います。
Hさんの場合、感情の変化がないというよりも、感情の変化を感じたことがないのでそう思ってしまうんですよね。
でも感情の変化がないと、女性は男性を好きになってくれません。
今はすごく分かります!
自分は成婚したお相手の女性Cさんに出会えたから、女性が男性をなぜ好きにならないのか理解することができました。
成婚したお相手の女性C子さんに出会って変わったこと
C子さんに出会って、初めて事務的な関係ではないことを感じました。
彼女の優しさに対して、最初は自分は理解できないことがあり、事務的ではないところに逆に不安を感じてしまいました。
自分に気遣いをしてくれて、笑顔で優しい言葉をかけてくれるC子さんに対して、本当に心からそう思ってくれているのかも不安でした。
C子さんはとても気遣いが出来る女性で、持ち歩いているアルコール消毒のシートを自分にも渡してくれたり、メニューが決まるとすぐに店員さんを呼んでくれるなど、一緒にいてとても居心地がよかったです。
その居心地の良さに対しても「なんで自分のような男性にそこまで気遣ってくれるのか」と不安になってしまったこともありました。
自分は、似た者同士の方が疲れないだろうなと感じていました。
考え方が似ていればわかりやすいだろう、と勝手に思っていました。
だから最初はC子さんに不安を感じていたんだと思います。
そんな悩みや不安に対して泉さんがひとつずつ丁寧に説明をしてくれたおかげもあり、自分の気持ちをその都度伝えることが段々できるようになってきたおかげで理解できてきました。
泉さんからは、「居心地がいいことを素直に伝えることがいいんです」と言われました。
最初は恥ずかしくて出来なかったけれど、彼女に対して自分が良く思ったことを伝えようと心がけるようにしていきました。
そうすることで、C子さんも何でも話してくれるようになっていったと思います。
C子さんは友達も多いし、外に出かけることが好きなタイプ。
それでも、自分がインドアだということもすごく理解してくれました。
ですので、彼女が友達と出かけることに対しても、全く問題ないと思えるようになりました。
基本的には家庭を一番に考えて欲しいという自分の気持ちに答えてくれたからだと思います。
C子さんの優しさが嘘ではないかと、最初はとても心配されていましたものね。
嘘かどうかは自分の素直な気持ちを伝えることで、相手から答えが返ってくるものなのですが、恥ずかしいとか、嫌われたらどうしようという気持ちがあるとなかなか言えないんですよね。
以前は、思ったことを相手にそのまま伝えるなんて考えたこともなかったです。
自分が当たり障りのない会話をしていたのは、ただ嫌われたくない、自分を守るだけの会話だったのですね。
婚活を終えて思う事
結婚するには、女性の方が負担が大きくなるだろうから、結婚に対して山を乗り越えなければいけないのは女性の方だと思う。
やはり男性の元にいくという気持ちが女性があると思うので…
例えば共働きで家事をするという話になっても男性目線と女性目線の考え方は違うと思う。「何を考えているのか分からない」状態のままでは、選んでもらえないのは当然だと思う。「好きな人と結婚したい」という女性の気持ちが、ようやく分かったような気がする。
以前は、女性の方が婚活が楽だろうと思ってしまっていた。
受け身でも先に進んでいけるイメージがあったからだ。
男性がお見合いの時もリードもして会話も頑張って、いざ交際が始まってもファーストコールもしてお店も決めて…男性ばかりが大変なのでは?
こちらからアクションを起こさないと2回目のデートも決まらないし、お金に対しても男性の方が負担になっている。
女性はずっと受け身のままでも進んでいくようなイメージがずっとあった。
でもそれは、探り合いの交際になっているからそう思ってしまっていたんだと思う。
基本的に愛情をもって接しているのではなく、事務的な対応をしているのでそうなっていた。
相手の気持ちを理解できないから、相手側に対してもどうして頑張ってくれないんだろうと不満な気持ちを持ってしまうんだと思う。
泉さんに会えなかったら今も終わりの見えない婚活を続けていたと思う。
たとえ結婚できたとしても、【可もなく不可もない者同士】の結婚では本当に長続きするのかも今思えば不安だ。
「会話のレッスンがあるので参加しませんか?」と泉さんに言われたことがあった。
その時点では、 自分はそれなりに喋っていると思っていた。
会話には問題ないとも思っていた。
なのでお断りしてしまった。
婚活を続けて、自分は会話が出来ていなかったことが分かってきた。
当たり障りのない会話だけしか出来ていなかった。
また、自分は厄介なところがある。
気持ちが乗っていかない。
どこか第三者目線でやっている。
自分の中で処世術のようなものがあり、人と変わったことをするのが苦手だった。
目立つのが苦手なこともあり、いつも当たり障りのないことを話していたんだと思う。
それが癖になっていて、まさかそこに問題があるとは思っていなかった。
当たり障りのない会話は自分一人では直すこともできないし、直してくれる人もいないと思う。
泉さんのおかげで、当たり障りのない会話をしている自分を少しでも改善できたことに感謝しています。
これからも当たり障りのない会話をしていないかはずっと意識していくことが大事だと思っています。
まとめ
いかがでしたか?
Hさんの婚活がなぜ上手く行かなかったのか、
なぜ仮交際が長期化してしまったのか、
ご理解頂けましたか?
真剣交際に進むためには、女性から好きになってもらうことが必要になります。
- 女性は男性から愛情を感じなければ好きになりません
- 愛情を感じるというのは、「好きです」「可愛いです」と言うマニュアル化された言葉ではありません
- Hさんが感じた「C子さんといるととても居心地がいいんだ」というその女性だけに伝わる言葉が女性への愛情表現です
- 愛情を知ることは一人ではできません
- 女性の事を知るためには女性と交際を続けるしかありません
- 女性との交際を続ける中でまずは思ったことを言葉に出すことが必要です
男性会員Hさん(44歳)は、結婚相談所を2社経験しており、活動期間は約6年間にも及んでいました。