名代の読み方は何?読み方で変わる意味と正しい使い方を総特集
皆さん、「名代」って言葉、見たことがありますか?
この「名代」ですが、妙に歴史を感じさせる響きを持っていますよね。
では、何と読むのでしょうか?
いざ、口に出そうとすると…?「なしろ」「なだい」「みょうだい」「めいだい」と色々な読み方があることに気づきます。
一体、何と読めばいいのか、戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。
実は「名代」には、読み方によって異なる意味があるんです。
本記事では、そんな「名代」の読み方と、それぞれの意味、実際に使う場面での例文なぞを交えて解説して、「名代」の正しい使い方をマスターして、自信を持って使いこなせるようになりましょう!
どうか、ご一緒に内容をご覧くださいますよう。
名代の読み方と意味
「名代」は、その読み方よって、その意味が変わります。
代表的な読み方は次の2つですね。
読み方 | 意味 |
---|---|
なだい | 店名や商品名に付けて、名高い、評判が高い |
みょうだい | 代理人という意味 |
以上の2つの読み方が「名代」の代表的な読み方となります。
X(ツイッタ)で「名代 読み方」で検索すると、「名代富士そば」への投稿が多数を占めています。
「なだい」では「名代富士そば」で間違えて読む人が多いので訂正していますよ。
上記つぶやきの3位にある「みょうだい」と読んでしまうと、「代理人」になってしまい、訳が分からなくなってしまいますね。
こちらは、榮太樓の「きんつば」、評判が高いということで「なだい」ですね。
こちらは、ラーメンやとんかつにも名代があります。
「みょうだい」については、次のつぶやきがありました。
そうですね、歴史小説には、たびたび出てきますな。
「なしろ」という読み方は、古墳時代まで遡りますがあるようです。
名代(なしろ)は、古墳時代の部民制における集団のひとつ。一定の役割をもってヤマト王権に奉仕することを義務づけられた大王直属の集団である。より丁寧に御名代(みなしろ)とも呼ばれることがある。
名代|ウィキペディア
ヤマト王権の集団の名称です。
余り、馴染みのあることばではありませんね。
60爺も初めて知りました。
以上の通りで、冒頭に4つほど挙げた読みのうち、「めいだい」と読むのは誤りです。
ちなみに、パソコンでは「なだい」「みょうだい」で変換すると、「名代」をゲットできます。
スマホ(OPPO A73)では、「なだい」「みょうだい」の他に「なしろ」でも「名代」に変換できました。
「なだい」「みょうだい」を使った例文
この章では、名代(なだい)、名代(みょうだい)を使った例文を見ておきます。
名代(なだい)を使った例文
「なだい」と読ませる例文を掲げます。
- 60爺の近所にある和菓子屋「玉屋」の名代豆大福は甘さも控えめで絶品です。
- 「名代生蕎麦」は「なだいきそば」と読みます。ちょっと難しいかな?
- あの店はこの辺りでは名代(なだい)の店だよ。
それぞれの例文の解説を簡単にしておきます。
1.ですが、60爺の家の近くの玉屋という和菓子屋の豆大福は「名代」と言っていい大福だと思います。
2.なんですが、よくソバ屋に、こののぼりを見かけませんか。「なだい」「きそば」と難しい漢字が連なってますよ。
3.では、店の評判が高いことを示してますね。
名代(みょうだい)を使った例文
次は「みょうだい」と読む例文ですね。
- 本日は、父の名代として参りました。
- ・・・に将として、将軍家御名代の旗を、天草征伐の陣中に飜した。その名家・・・(芥川竜之介「忠義」)
- あんな訳の分からない奴が名代を勤めるから、事態が悪化するんだ
解説を少々・・・。
1.今日は、父の代理をつとめると述べています。
2.は芥川竜之介「忠義」から抜粋しましたが、徳川将軍家の旗を代理として…という意ですね。
3.は、ちょっと非常識な人間に代理を任せたので、状況がおかしくなってしまったようです。
最後に
名代の読み方をベースに、その意味と使い方を見てきました。
名代には3つの読み方がありました。
それぞれ、全く異なる読み方があり、かつ、その意味も全く異なるモノで驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「なだい」と「みょうだい」では例文も示し、簡単な解説も加えておきました。
※気づけば言い方・呼び方・読み方の漢字の記事も増えてきました
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