ubuntuでchromeが更新できない!その原因と対応策をまとめて総特集
実に久方ぶりにubuntuを触りました。
このブログにあるubuntuの記事の最も新しいのが、2022年9月16日ですから、2年近くたっています。
ubuntuは、ノートパソコンにインストールしているので、最近、待ち時間が大分あるため、これを利用しようと持ち出したわけです。
できれば、何か記事にできるか少し考えていました。
そうしたら、以前インストールした「google chrome」で不具合が見つかったんですよ。
それが表題にある「ubuntuでchromeが更新できない」という不具合です。
そこで、この事象を解決するのに、ネットに色々当たった結果をまとめてみましたのでシェアしたいと思います。
同じ事象にぶち当たった方のヒントになれば幸いですので、少し、覗いてみてください。
ubuntuでchromeが更新できない
ubuntuでchromeを立ち上げました。
すると右側にワーニングメッセージらしきものが出ています。
このボタンを押しても、全く反応がないようです。
はてさて、どうしたらいいのでしょうか?
なお、chromeのバージョンを見ると次の値です。
「112.0.5615.49」です。60爺のwindowsのchromeのそれを見たら、「126.0.6478.183」でした。
Linux版とは異なると思いますが、随分と古いバージョンのように思えます。
これは対策を講じねばなりますまい。
※ubuntuにChromeをインストールしたのは約3年前なんですね。そこから、バージョンアップをしていなかったんですな!
chromeが更新できない原因と対応策
60爺は、この問題については当初、余り深刻に捉えていませんでした。
そこで、「ubuntu chrome 更新できない」で検索をかけて、ヒットしたサイトをいくつか調べてみました。
その中で実施した対策は次の2つです。
- google.chrome.listの内容を更新する方法
- 公開鍵を延長する
60爺のubuntuでは、1.の内容はサイトで言っている場合とは異なりました。
2.の対策を採用することで、chromeを最新版に更新することが出来ました。
それぞれの対策を見てください。
google.chrome.listの内容を更新する方法
このファイルは、/etc/apt/sources.listd/にあります。
このファイルの内容をcatコマンドで確認します。
最終行が注釈の場合は、この注釈を外すことで対応できるんですが、ご覧のように、60爺のファイルの中身は注釈がありません(先頭の文字が#ではない)ね。
もし、注釈が付いているなら、注釈を削除した後、sudo apt update、sudo apt upgradeを順に実施すれば完了のはずです。
しかし、試しに、両コマンドを実行したんですが、chromeのバージョンアップは出来ませんでした。
このやり方では、うまくいかないようです。
公開鍵を延長する
先程実施したsudo apt updateのログを見ていて、次のエラーメッセージに気がつきました。
「署名照合中にエラーが発生しました」とあります。
これ、メッセージにある通り、「公開鍵を利用できない」のが原因です。
公開鍵を追加すればいい。
NO_PUBKEYの後ろに表示されている文字列が公開鍵(黄色矢印・下線:各自のパソコンで異なる)なので、これを追加することで解決します。
追加するコマンドは次の通りです。
sudo apt-key adv --keyserver keyserver.ubuntu.com --recv-keys {公開鍵}
このコマンド打つことで公開鍵が追加されます。
この後、再度updateを行います。
sudo apt update
続いて、upgradeも行います。
sudo apt upgrade
この後、chromeを立ち上げてみました。
「更新できない」とのエラーメッセージが無くなっています。
設定のバージョンを確認しました。
バージョンが、「127.0.6533.72」となっており、無事バージョンアップできたことが分かります。
最後に
ubuntuでchromeが更新できない現象が発生しました。
これは記事にできるかと考え、修復に取り掛かりました。
今回、対応策を2つ紹介しました。60爺のパソコンは、2つ目の原因が本命でしたが、対応策は思ったよりも簡単でした。
同様の減少にぶち当たった方の助けになれば幸いです。
■思えば「ubuntu」の記事も増えてきました!
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