脳の中の運動情報地図
~階層的かつフラットな脳内情報を可視化~
2019年8月28日
国立研究開発法人情報通信研究機構
ポイント
- 複雑な運動を行う際の脳内の階層的な運動情報表現を可視化することに世界で初めて成功
- 従来の説と異なり、運動前野・頭頂連合野では複数の階層の運動情報が重なって表現されていた
- 運動を再現するBMI技術において、より効率的な運動推定手法の開発などへの応用に期待
背景
今回の成果
白の点線は、主要な脳溝(脳のシワ)の一部(CS: 中心溝、PoCS: 中心後溝、IPS: 頭頂間溝、SFS: 上前頭溝、CinS: 帯状溝)を表し、黒の破線で囲った領域は、各脳部位(M1: 一次運動野、 S1: 一次体性感覚野、 PM: 運動前野、 PC: 頭頂連合野)を表す。
シアン: 個々の指運動(①)、マゼンタ: チャンク(②)、山吹色: 系列全体(③)
今後の展望
掲載論文
共同研究グループ
- 横井 惇 研究員(国立研究開発法人情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター)
(研究開始時の所属: 英国・ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン) - Jörn Diedrichsen 教授(カナダ・ウェスタンオンタリオ大学)
(研究開始時の所属: 英国・ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン)
研究サポート
補足資料
今回行った実験方法
今回の実験結果
用語解説
本件に関する問い合わせ先
脳情報通信融合研究センター
脳情報通信融合研究室
Tel: 080-9098-3280
E-mail:
広報
広報部 報道室
Tel: 042-327-6923
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