阪神岡田彰布監督(66)が、プロ初安打&初打点で勝利に貢献した野口恭佑外野手(23)の裏側を明かした。

この日右翼で先発したのは、豊田寛外野手(27)だった。「(野口か)どっちかを使おうと思っていたんだけど、豊田とね、豊田は先輩だから、もうそのくらいの理由しかなかった」。5回に代打で途中出場した野口は、この打席でプロ初となる右前打をマーク。敵失もからんで1点目を呼び込むと、6回にも中犠飛を放ち3点目を奪った。

8回に二ゴロを放ち、一塁走者として残ったところで、代走植田を送られ交代。指揮官は笑いながら振り返った。「最後お前、残そうと思ったら、足がつってます言いやがって(笑い)。帰ってこられへんやん、お前。一塁コーチャーがなあ、足つってます言うて、情けない(笑い)。初めてやもんなあ、守ってやらせて」。

それだけ緊張していたことの表れ? 「まあそうやろなあ、そら初めての出場みたいなもんやから、守ってなあ、おーん。そら初めて三塁まで走ったやろ」。それでもしっかり結果を残したプロ2年目の若手をねぎらっていた。

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