阪神が前半戦最後のカード初戦で、広島に完封負けを喫し3連敗となった。完封負けは今季12度目、0-1での敗戦は6月25日中日戦(倉敷)以来、今季4度目となった。

先発の村上頌樹投手(26)は、4回2死まで無安打と好投。しかし0-0のまま迎えた5回、先頭の中村貴、坂倉に連打を浴びると、菊池が犠打を試みた打球を、捕手坂本がファンブルし、無死満塁。続くシャイナーは遊ゴロも併殺崩れで、この間に先制を許した。それでも最後は床田を一ゴロ、さらに三塁走者の坂倉も挟殺し、最少失点にとどめた。

一方の打線は、初回に先頭近本、中野の連打から無死一、二塁の好機をつくるも、この日1軍昇格したばかりの森下が初球で右飛。続く佐藤輝は空振り三振、大山は二邪飛と好機を生かせなかった。

3回からは3イニング連続で3者凡退。5回の野口、坂本、木浪、6回先頭の村上まで4連続三振を喫すなど、広島先発の床田をなかなか打ち崩せず苦しんだ。

やっと巡ってきた好機は7回。佐藤輝、大山の連打の後、野口の中堅への飛球が風の影響か、中堅秋山の前にポトリと落ちて安打となり無死満塁。しかし続く坂本が遊ゴロ併殺に倒れると、この日、1軍復帰した木浪はいい当たりも中飛。無死満塁から1点も奪うことができなかった。

これで村上は今季7敗目。6月27日中日戦(甲子園)で約2カ月ぶりの3勝目を挙げて以来、再び3戦連続で勝ちなしとこの日も報われなかった。

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