西武のドラフト1位左腕武内夏暉投手(22)が、自己ワーストの4失点で2敗目を喫した。

1回先頭の今宮、吉田、栗原と3者連続で空振り三振を奪う最高のスタート。2回先頭の山川からも空振り三振を奪い4者連続三振で、3回まで無失点と序盤は順調に立ち上がった。

つかまったのは4回。先頭の栗原に二塁打で出塁され、2死二塁から正木に中前へ先制適時打を許した。続く牧原大にも中前適時打を打たれこの回2失点。7回1死二塁では甲斐に左前適時打、2死三塁では今宮に中前適時打を打たれ4点を失った。2ストライクと追い込んだ後の球を捉えられた場面も目立ち「投手有利のカウントからしっかりと決め球を決めることができず、制球が甘くなり打たれてしまいました」と反省した。

21日に23歳の誕生日を迎えるルーキーは、22歳ラスト登板を白星で飾ることはできなかった。「決め球の精度を上げること、また最少失点で抑えることを課題として次に向けて調整していきたい」と前を向いた。

今季負けなしで、2勝を挙げている首位ソフトバンク相手に4戦目で初黒星。渡辺久信GM兼監督代行(58)は「今日はいつもの粘りがなかった。(2失点した)4回、7回に、1点でなんとか踏ん張ってもらいたかったけど」と話した。

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