DeNAオースティンが、自身3年ぶりの1試合2本塁打でチームを勝利に導いた。6回、同点に追いつき、なおも1死一塁から決勝の14号2ラン。「チームが勝てて、その中で自分が少しでも貢献できたと思うと非常にうれしいです」。2回には13号2ランを放ち、21年9月12日の阪神戦以来となる1試合2発をマークし、計4本の“花火”が上がった“ルーズベルトゲーム”を制した。

自身初のオールスター出場を自らのアーチで祝福した。左肋骨(ろっこつ)の疲労骨折で出場を辞退した同僚の筒香に代わって、補充選手で選出。「彼自身も非常に残念に思ってると思います」とおもんぱかりながら、その思いも胸にプレーする。首位広島とのゲーム差は0・5。最近10試合で6発と量産態勢に入ったオースティンが打線をけん引し、残り2試合で前半戦首位ターンを目指す。