RIZINファイティング・フェデレーション(FF)が5日、都内で会見を開き、7月28日の「超RIZIN3」(さいたまスーパーアリーナ)のメインイベントで戦った平本蓮と朝倉未来の尿によるドーピング検査の結果を発表。2人とも問題はなかったことを明らかにした。

会見にはRIZIN FFの榊原信行CEO、医師であるRIZIN医療部・諌山和男部長、川口慶副部長、金成道副部長が出席。榊原CEOが「朝倉未来選手、平本蓮選手、両選手陰性という結果が帰ってきました」と発表した。

今回の発表は、平本がかつてセコンドも務めてもらっていた格闘家・赤沢幸典から禁止薬物の使用を告発されたことを受けてのもの。

今回の騒動の経緯は次の通り。

▼7月28日 「超RIZIN3」(さいたまスーパーアリーナ)で平本が朝倉未来に1RKO勝利。

▼8月18日 堀江貴文がネット上の動画で「朝倉未来VS平本蓮、とんでもない話をミゾ(ブレイキングダウンの溝口勇児COO)から聞いてしまったんだよね」とにおわせ発言。

▼同20日 「復活の日本」なるアカウントが平本と関係者の会話の音声をネット上にアップ。音声の中では平本がドーピングをしているような会話がなされていた。

▼同27日 自称「RIZIN無敗、全戦全フィニッシュ、元RIZINフェザー級チャンピオンに勝った男に勝った男、RIZINパウンド・フォー・パウンド1位」のYouTubeシバターが、「復活の日本」がアップした音声で平本と会話している人物が格闘家・赤沢幸典だということを関係者から聞いたと発言。

▼同28日 赤沢本人がSNSに長文メッセージを投稿。平本から「RIZINの尿検査で陽性が出ないドーピングの方法を教えてほしい」と依頼され、ドーピングを指南したと告白した。

▼9月2日 平本が会見を開き、赤沢の告発は事実無根だと訴えた。