プリンセスタッグ王者で会津若松市出身の遠藤有栖が3度目の地元凱旋(がいせん)を勝利で飾り、再び王者として帰還することをファンに誓った。

遠藤は鈴芽とのタッグ「でいじーもんきー」でメインに登場。山下実優&鳥喰かや組と対戦した。22日幕張メッセでの山下、伊藤麻希組とのV3戦が控えており、地元の大声援にも後押しされながら、前哨戦でしっかり勝利。山下の鋭い蹴りに押される場面もあったが、終盤には息のあった連係で排除に成功。最後は孤立する鳥喰を遠藤が什の掟で破った。勝利者賞として、小さい頃から食べてきた会津産コシヒカリをゲットし笑顔を見せた。

昨年の大会で誓った「王者として会津へ」の約束を果たした遠藤。「幕張メッセで防衛戦がある。絶対に守って、このベルトとともにまた会津に帰ってくる!」と新たな公約を掲げ、大歓声を浴びた。

「シングルベルトもどんどん挑戦していって、もっとビッグになりたい。なんなら、これより大きい会場あるんかな? もしあったらやりたいな」。観光大使に就任して2年がたった。さらなる大会場での凱旋興行を実現させるため、「会津魂」があふれる技を駆使しながら、まずは幕張メッセでのタイトル戦でベルトを死守する。