6月に独立した大相撲の中村部屋が1日、東京・墨田区で部屋開きを行い、師匠の中村親方(元関脇嘉風、42)は「力士ファーストの部屋を目指す。いろいろなことに挑戦して取り入れ、結果で報われる力士人生となるよう導いていきたい」と決意を新たにした。この日は所属する二所ノ関一門から芝田山親方(元横綱大乃国)ら日本相撲協会理事3人も出席。紋付きはかま姿の中村親方は「ここまで心労もあったが、多くの人に支えられてこの日を迎えられた」と感謝を述べた。力士8人の中村部屋は午前と午後の2部制稽古など独自の手法を導入している。秋場所(8日初日、東京・両国国技館)が途中休場明けとなる部屋頭の十両友風(29)は「先場所の雪辱を果たし、やってきたことが間違いではないと証明したい」と意欲を語った。