第97回米アカデミー賞国際長編映画賞(旧外国語映画賞)部門の日本代表に、黒沢清監督の「Cloud クラウド」が選出された。日本映画製作者連盟が30日、発表した。世界各国の代表作品から候補作が絞られ、来年3月に受賞作が決まる。
「Cloud クラウド」は、商品を安く仕入れて高額で売る「転売ヤー」が主人公。知らないうちに周囲から受けていた恨みがインターネット上で増大する集団狂気を描いた。主演は菅田将暉。イタリア北部で28日に開幕した第81回ベネチア国際映画祭でも上映される。
日本代表作品は、映画関係者ら5人の選考委員が、申請のあった13作品から選んだ。(共同)