TBSが5日、都内の同局で改編説明会を行い、10月期日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)を手がける新井順子プロデューサーが登壇した。 「海に眠る-」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(通称軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情を描く。
新井氏は「アンナチュラル」脚本担当の野木亜紀子氏と長崎旅行で訪れた軍艦島が同作のアイデアの出発点となったといい、着想から5年をかけて製作にたどり着いた。「70年の愛の物語を、家族があってもなくても1人でも見れる作品になっていると思います。ハッピーって感じで終わるんでしょって思われていると思うんですけど、それでは終わらない野木亜紀子のなるほどそうきたかっていうサスペンスもあったりします」とアピール。「軍艦島は世界中の人がたくさん来ていて、クルーズ船の予約が取れないほどになっています。世界に出しても恥じない作品になったと思います」と胸を張って送り出す。
新井氏はこれまでに同局系「アンナチュラル」「MIU404」など多数の人気作を手がけ、現在大ヒット中の映画「ラストマイル」も手がけている。「海に眠る-」について、「ラストマイル」の世界観のような「シェアード」はないとしつつ「違う役で、そのとき出ていた俳優さんが出る可能性はあります」と含みを持たせた。