女優小泉今日子(58)、小林聡美(59)が、ダブル主演で放送中のNHK BSの連続ドラマ「団地のふたり」(日曜午後10時)の見どころなどを語った。
藤野千夜氏の同名小説原作。団地を舞台に、50代を迎えた太田野枝(小泉)と桜井奈津子(小林)の共に独身実家暮らしの幼なじみ2人の日常を描く。
5日までに取材に応じ、小泉は「このドラマで団地の活動に影響があればうれしいです。困っている人がいたら大丈夫ですかと言える人が増えたらいいですね」と語った。相棒の小林演じる奈津子については「私にもなっちゃんみたいな友達いるかも」といい「親を世話してみたいな。(地元の)厚木の方は多いかも。姉とかそんな感じだったし」と明かした。
2人ともに役のような生活を「自然と受け入れられた」といい、小林は「特に違和感もなく、共感できるなみたいな感じでした」と話した。
小泉と小林の2人の関係についても明かした。17歳の時に出会ったといい、小林は「ゆっくり慎重に関係を深めてきた」。小泉も「携帯の番号教えてとかも1回もなくて。だからここにきて確固たるものになっているような気がします。私の言うことを何でも肯定してくれるんです。それがどんなにうれしいことか」と笑顔で話した。
ドラマについて若者へのメッセージも送り、小林は「人に何か言われる以上に楽しいこと信念を貫けていることを大事にしています。若い方が大変だよね」といい、小泉は「今の若い子はYouTubeとかで昭和文化に興味を持ってタイムトラベルみたいな体験もできていると思います。歌とか家電とか、そういう人たちにグッとくるものが出てきます。そうしたものも拾っていただけたら」と呼びかけた。