金子恵美氏「政治家って本当に命がけ」 街頭演説中に物を投げられたことも

金子恵美氏

元衆院議員の金子恵美氏(46)と、同じく元衆院議員で実業家の杉村太蔵氏(44)が、20日放送の読売テレビ「今田耕司のネタバレMTG」(土曜午前11時55分=関西ローカル)に出演。米国のドナルド・トランプ前大統領が演説中に銃撃された暗殺未遂事件をめぐり、今後の影響などについて語った。

金子氏は、演説の警備を担当した地元警察と、シークレットサービスの連携がうまくいっていなかったことを指摘。「政治家って、本当に命がけでやらなきゃいけないものだなって思いましたね」と語った。

トランプ氏が銃撃の瞬間に偶然、頭を少し動かしたことで致命傷にはならなかったことや、銃撃直後に撮影された、トランプ氏が星条旗をバックに拳を突き上げる写真がSNSでも大きな話題となっており、金子氏はこれにも言及。

「奇跡とかヒーローって反応がまさに、トランプさんにとっては求心力を…。少なくとも共和党はすごい結束をしている。共和党内の反トランプもまとまるっていうところもある」と述べた。

また、ロシアのウクライナへの侵攻や、中東の軍事衝突など、不安定な世界情勢について「アメリカの指導力が落ちたことに、ひとつの原因があって、秩序が乱れているところだから、強いリーダーを求めている。まさに今回“ザ・強いリーダー”像(を示すこと)が、トランプさんはできてしまった」とした。

一方、杉村氏は「選挙のあり方も変わっていくかもしれないですよね」と話し、この問題に言い及んだ。

「民主主義は、選挙のたびに国民の所に戻って『自分はこうしたいんだ』と(訴える)。その活動がある。国民と近づくことが出来ますよね」とし、「こういう風(候補者に危険が及ぶ事態)になると、民主主義が国民から遠ざからないといけなくなっちゃう。すごく皮肉な感じがしますね」と語った。

杉村氏の話に、金子氏も「民主主義の根幹の選挙でこういうことが起きてしまうと、選挙のあり方とか、どうなのかって考えなきゃいけない」と同意。日本の政治家についても「警護されていない人たちのほうが多いですから。地元の警察が演説で守ってくれる時もありますけど、そうじゃなくて普通に街頭演説をしている時は、私もいろいろな物を投げられましたし…」と振り返っていた。

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