NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~金曜午前8時)の第112話が3日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。
※以下ネタばれを含みます。
あらすじは、昭和35年2月、いよいよ「原爆裁判」の口頭弁論が始まった。記者の竹中(高橋努)は雲野(塚地武雅)から裁判の記録を記事にしてほしいと依頼されていた。星家では寅子(伊藤沙莉)の体調が最近すぐれないのは更年期障害が原因ではないかと指摘される。百合(余貴美子)の物忘れも少しずつ深刻になりつつあった。原爆裁判では鑑定人尋問が行われていた。
あさイチには「虎に翼」でヒャンちゃん、香淑を演じるハ・ヨンスが生出演した。「おはようございます、9月3日、火曜日のあさイチです」とかわいらしく登場した。ドラマではこれまで香淑の境遇をめぐり、深刻なシーンもあったため、鈴木奈穂子アナウンサーは「すごい…、同じ方ですかっていう。全然、違います。すごい、俳優さんって」と驚いていた。ヨンスは「ありがとうございます、照れる」と笑顔を見せた。博多華丸も「雰囲気がね」と応じた。
同ドラマは日本初の女性弁護士で、のちに裁判官となった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんをモデルにした昭和の法曹界が舞台の物語。伊藤はヒロインの猪爪寅子(いのつめ・ともこ)を演じる。
朝ドラ110作目で、三淵嘉子さんをモデルにした半生を再構成してフィクションとして描く作品。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。
石田ゆり子、三代目J SOUL BROTHERS岩田剛典、松山ケンイチらが出演。尾野真千子が「語り」を担当。よるドラ「恋せぬふたり」で向田邦子賞を受賞した吉田恵里香氏が脚本。主題歌「さよーならまたいつか!」をシンガー・ソングライター米津玄師が務める。