【柴山&木村組の言葉】「愛称募集中です!」歩&智貴、アイスダンス挑戦の経緯と魅力

7月にアイスダンスのカップル結成を発表した柴山歩(16)木村智貴(17)組(木下アカデミー)が9月1日、東京夏季競技大会で実戦デビューを飾りました。リズムダンス(RD)で「ピンクパンサー」を披露。さっそく息の合った演技を見せました。

今年4月に右膝の後十字靱帯(じんたい)を損傷した柴山は3カ月ほどジャンプが跳べない時期を乗り越え、今季からシングルとアイスダンスの二刀流にチャレンジ。東伏見FSCに所属していた木村も、今年2月からアイスダンスを始めて5月から柴山と練習を始めました。

カップル結成の経緯、アイスダンスの魅力などを語った2人は、まだ愛称も募集中。新鮮な「言葉」をお届けします。

フィギュア

浜田美栄コーチから

ジュニアアイスダンスのリズムダンスで息の合った演技を見せる柴山歩(右)木村智貴組(全て撮影・たえ見朱実)

ジュニアアイスダンスのリズムダンスで息の合った演技を見せる柴山歩(右)木村智貴組(全て撮影・たえ見朱実)

-今日の演技を振り返っていかがですか

木村 少しミスもありましたが、改善点も見つかって、いい試合になりました。

柴山 初めてアイスダンスの試合に出て、はじめは少し緊張したんですけど、音楽が鳴ったらたくさん練習してきたことを出せて、しっかり滑れたので良かったかなと思います。

-あらためて、アイスダンスを始めた経緯を教えてください

木村 もともと興味を持っていて、今年2月くらいに(移籍前のホームリンク)東伏見の時に始めました。そこから木下アカデミーさんで練習させていただく機会があって、組ませていただく流れになりました。

柴山 私は4月の「ブルーム・オン・アイス」の1週間くらい前に、右膝の後十字靱帯(じんたい)を損傷してしまって。3カ月くらいジャンプが全くできなかった時に、浜田(美栄)先生から「新しい挑戦をしてみるのもいいんじゃない?」と言われて始めることになりました。

-木村選手はどうしてアイスダンスを始めようと思ったのですか

木村 競技自体に興味があって、高橋大輔選手が活躍されていた影響もあって「やってみたいな」と思っていました。ちょうど東伏見にはアイスダンスの先生がいらっしゃったので、チャンスがあるならやってみようと思いました。

-柴山選手はケガが転機となったとのことですが、それまでアイスダンスにはどのような印象がありましたか

柴山 木下アカデミーはカップル競技をやっている選手が多かったので、身近で見る機会がたくさんあったんですけど、まさか自分がやるとは思っていなかったです。でも「楽しそうだな」と思って見ていました。身近にやっている選手がいたので、浜田先生から提案された時もあまり抵抗なく「やってみよう」と思いました。

-2人で一緒に氷に乗ったのはいつですか

木村 5月です。

「うたまさ」からの学び

-実際に動きを合わせた時の感触はいかがでしたか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。