準決勝戦12Rは石本圭耶(24=飯塚)が、鋭いスタートから展開を作って1着で優出を果たした。
6番車の石本は、素早いスタートで10メートル前の2車をインから抜き、序盤から好展開となった。その後はアウトへ持ち出すと、まくりに切り替えて先頭に。迫る8番車の荒尾聡とのリードを保って押し切った。
「スタート行けたのが良かった。あれで展開が作れた。全体的に上向いているので、朝練で確認する。タイヤもかかっていたが、他にも候補があるので考えます」
近況は持ち前のスピードが影を潜めていたが、一気に走破時計を縮めて、Vを争えるところまで浮上した。優勝戦はスタート巧者がそろったが、3日目と同じように好スタートを切れば、頂点も見えてくる。