ツアー初Vを目指す金子駆大（こうた、22＝NTPホールディングス）が6バーディー、ボギーなしの66とスコアを伸ばし、通算14アンダーの202で10位から3位に上がった。36歳でツアー初優勝を狙う永野竜太郎は1イーグル、4バーディー、1ボギーの67で、通算17アンダーの199で前日からの首位をキープ。62をマークしたショーン・ノリス（南アフリカ）が、2打差の2位につけた。3週連続優勝が懸かる平田憲聖は石川遼らとともに6アンダーの35位となった。

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永野は持ち前のパワーを生かし、4つのパー5のうち3ホールでスコアを縮めた。9番では残り240ヤードの第2打を1メートルに寄せてイーグル。5番と12番でも2オンを決めてバーディーとし「フェアウエーは狭いが、しっかり飛ばすことが大事」と攻めのパターンを確立している。最終日最終組は8度目。最終日を首位で迎えるのは過去に2度あるが、いずれも2位に終わっている。悲願の初優勝を見据え「他の選手のビッグスコアに負けないよう伸ばさないと勝てない」と気を引き締めた。