トヨタ自動車が開発する次世代のプラグインハイブリッド車（PHV）の構想が明らかになってきた。電気自動車（EV）モードの航続距離を現行比約2倍の200キロメートル以上に伸ばす。体積が最大2割減となる小型の新型エンジンを搭載することでスペースとコストのバランスを取る。蓄積のあるエンジンを電動車起点で再定義し、先行する比亜迪（BYD）など中国勢を追う。
「ほとんどの日常生活はEVとして乗ってもらえ、遠...
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【この記事のポイント】・PHVの販売が欧米で急ブレーキ・EVの航続距離伸長と価格下落で特長薄れる・スバルはEVとHVに集中 プラグインハイブリッド車（PHV）への逆風が強まっている。最大市場の欧州では販売台数が減少に転じ、補助金支給の対象から外れる動きも出てきた。ガソリン車から電気自動車（EV）へのつなぎとみられていたが、EVの性能向上や価格下落でその位置づけが変わり、SUBARU（スバル）などが
BYDと吉利が張り合う3つの数字 熱効率･航続距離･X in 1
NIKKEI Mobilityは日経クロステックの記事を厳選して随時掲載しています。 中国自動車メーカーのトップ2社による、技術力のアピール合戦が激しさを増している。争うのは、中国・比亜迪（BYD）と同・浙江吉利控股集団（吉利グループ）だ。両社は互いの発表内容を意識するあまり、一部領域では数字の張り合いが過剰になっているようにも映る。 両社の立ち位置を簡単に整理すると、BYDは2022年に純粋なエ
BYDのPHV価格破壊 カローラの3割安､日本勢に追い打ち
中国が春節（旧正月）の休暇が明けた2月18日。広東省政府が主催するイベントで比亜迪（BYD）の王伝福董事長は「中国新車市場の新エネルギー車（NEV）比率は今年に単月で50％を超える」と電動化シフトが更に加速すると指摘した。 NIKKEI Mobilityは海外在住の専門家やジャーナリストによるグローバルな動向のリポートをお届けします。今回は中国の自動車業界に精通する湯進氏の寄稿を掲載します。 PH
