YGGオーナーズクラブの新規募集馬が発表されました。
中央馬8頭、地方馬3頭の11頭の募集です。
昨年は多くの馬に出資したYGGオーナーズクラブですが、今年はどうやら厳選して出資する作戦のようです。
以前牧場で働いていた元ホースマンの夫のレビューです!
1 ウェルアウェイの2022 牡 B
今をときめくキタサンブラック産駒の牡馬で総額1,980万円なら値段的にはお買い得かもしれません。
馬体もなかなか迫力があって悪くはないと思いますし、動画の動きもスムーズに見えました。
母親のこれまでの産駒成績がかなり悪いという所をどう判断するかだと思いますが、なかなか面白い存在だと思います。
2 トレサンセールの2022 牡 B
姉のトレメルヴェーユに出資していますが、姉とは全くタイプが違います。
芝の短距離向きの馬体だと思いますが、もう少し小さい馬なのかと思ったら写真の印象よりも随分馬体の大きな馬で、それだけ体のバランスが良いのでしょう。
牡馬なのでもう少しパワフルさがあっても良いのかなと思いますが、日本競馬にはマッチしそうなのでそこまで心配する必要はないでしょう。
脚元は若干リスクがありそうな気もしますが大きな欠陥もないと思います。
血統背景から大物が出てもおかしくない下地があると思うのでどういった競走成績を残すのか興味深いですね。
3 ランウェイの2022 牝 A
現時点で十分な馬格があります。
4月生まれということを考えれば十分すぎるほどです。
エピファネイア産駒は父シンボリクリスエスと同じで凄く見栄えのする馬が多いのも事実です。
でも、それを差し引いても良く見えますし、動画の動きもなかなか良かったように思います。
母ランウェイは芝で3勝を挙げていますし、産駒も2頭がデビューして1頭が勝ち上がっているように繁殖としてのポテンシャルがないことはありません。
これがノーザンファーム産でシルクで募集されれば倍くらいの価格になるほどの馬だと思います。
4 ブルーボサノヴァの2022 B
綺麗な栗毛馬で非常にパワフルな馬体です。
完全にダートの短距離の馬体に見えます。
これが牡馬で地方競馬の募集なら間違いなく出資したと思います。
動画の動きも活気があって良く見えますし、このくらいの価格なら十分に稼いでくれるのではないでしょうか。
面白い1頭だと思います。
5 クラリティーアイズの2022 C
C評価を付けましたが悪い馬ではないです。
写真の写りだと思いますが若干アンバランスな馬体に見えます。
管囲が18.8というのも気になるポイントです。
動画の動きはなかなか良く見えましたし芝の短距離が主戦場になりそうです。
本馬の兄クリスタライズとの比較で、現時点では兄の方が良く見せたので低めの評価になりました。
価格が安価なのでコストパフォーマンスという点では悪くないと思います。
6 アヴァマローネの2022 B
馬体の印象からダートのマイルから中距離の印象を受けます。
力強い馬体で歩様も問題ないと思います。
血統的に祖母がアメリカの活躍馬で母はカーリン産駒の良血馬で牧場の期待が大きな繁殖牝馬だと思います。
兄も馬体面は凄く良く見せましたが、脚元に難があるようで思うように調整できていない状態です。
そういった点は一族が抱える問題かもしれないので、この馬も健康面が気になります。
そこさえクリアできれば価格的にも馬体的にも面白い存在だと思います。
7 ポポラリタの2022 C
初仔ですが4月生まれなのでサイズ的には問題ありません。
馬体のバランスはそれほど良くみせず、動画の動きも平凡に映ります。
一口馬主でナカヤマフェスタ産駒はなかなかみかけません。
流石YGGオーナーズクラブだなという血統です。
ステイゴールド系なので、意外性があるかもしれませんので、馬体から受ける印象とは全く違う路線で活躍するかもしれませんが、現状ではこれといった強調材料が見当たらないというのが個人的な感想です。
8 ブロードハーストの2022 C
写真では非常に塊感のある馬体で悪くはないのですが、小柄な点が気になります。
芝のマイル位なのかなと思います。
血統はブロードアピールに繋がる一族で、近親にはワグネリアンがいます。
血統的な背景から走っても不思議ではないのですが、現状は幼さが目立つ印象を受けます。
シュヴァルグランも種牡馬としての能力は未知数なのでなかなか手を出しづらい部分があります。
9 トーキーの2022 B
青鹿毛という毛色もあって非常に良い馬体に見えます。
父エピカリスとそっくりで馬体のバランスも素晴らしいです。
一族はダートの活躍馬が多く、本馬もダートでの活躍が期待されるだけに地方競馬入厩も良いと思います。
本来であればA評価にするつもりだったのですが、体の大きさだけがネックになって評価を下げました。
もちろんこれから馬体が大きくなってその点も解消されるかもしれませんが、管囲の細さは少し心配ですね。
恐らくかなり人気を集めると思うので、出資するのであれば先行募集で申し込まなければいけないでしょう。
サイズをどう捉えるかがポイントになりそうです。
10 シュダイカの2022 C
少し馬体が小さいですね。
ホッカイドウ競馬でデビューするのでもう少し馬格がほしいところです。
馬体のバランスは小さいながらに悪くは見えませんが、やはり非力な印象は拭えません。
動画の動きも平凡に映りますし、現状は成長待ちといったところでしょうか。
11 シンラバンショウの2022 C
毛色もあってすごくカッコ良く見えます。
ただ、この馬も少し小さいですね。
もっとパワフルな馬体なら更に良かったと思います。
出資馬のラッキーストーリーやクリスタライズは募集時期からパワフルな馬体を誇っていました。
そういった先輩たちと比べるとちょっと物足りない印象です。
動画の動きも小さいですし、現状は成長待ちです。
感想
YGGオーナーズクラブらしい個性的なラインナップだと思います。
カタログからは、結構良い馬が多いなという印象を受けました。
それこそ重賞クラスの活躍を見せてもおかしくないような馬もいると思うので、コストパフォーマンスの非常に高いクラブだと思います。
まだ何も決まっていませんし、他のクラブとの兼ね合いもありますが、
ランウェイの2022
アヴァマローネの2022
トーキーの2022
は出資候補としたいと思います。
今後サマーセール等開催されるので、追加募集もあるでしょう。
個人的に期待しているクラブなので、所属馬には頑張って欲しいところです。
出資は自己責任でお願いします!
※YGGオーナーズクラブから画像の使用許可を頂いています 。
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