面白いのが、上達の仕方が選手それぞれで、各選手、各家庭で何に注力してサッカーに取り組んできたのかわかる気がします。
海くんのチームで言うと、ドリブルに取り組んでいる子が多いかなと思います。
抜くためのドリブルがメインで、1vs1に強い印象があります。
海くんは、1vs1をわたしとずっとやってきましたが、練習としてはメインにしてこなかったので、抜くドリブルを練習してきた子には敵いません。
抜くドリブルを練習してきた子は、機敏性も上がっている気がします。
機敏性は、ジュニア年代に大きく成長するようなので、そのあたりを考えると、抜くドリブル練習は、この時期のトレーニングとして適しているのかなと思います。
海くんはと言うと、ボールを使った練習の中では、止める・蹴るの練習を中心に取り組んできました。
ドリブルメインでやってた子が、弾いてしまうボールを、海くんは足元に収めたり、ファーストタッチから持ち出したりできるところが強みです。
ただ、その強みがでるのは、味方からのパスやこぼれ球が来ることが前提になるので、1vs1では直接役に立ちません。
蹴るのも練習してるので、パスの精度は良くなりましたが、受け手のない1vs1では役に立ちません。
ただ、試合では、ルーズボールを収めたり、バタバタしてるとこを落ち着かせて、フリーの味方の足元につけるパスを送ることができるので
1vs1では勝てなくても、8vs8だと頼りになるという不思議な?状況が生まれます。
聞けば、ジュニア時代はとにかく基本的な運動能力を上げることが良いとされているので、
今思うと、抜くドリブルを徹底的に磨き上げて、機敏性を始めとする運動能力を上げて、中学生になってから止める・蹴るの練習をするのでも良かったかなぁと思いますが、
それでも、サッカー上手くなるなら1vs1より8vs8が良いに決まってる!と自分に半分言い聞かせています。
相手の意表を突くフェイントとかはサッパリですが、顔を上げてハイスピードでスペースにボールを運び、ターンして止まって、正確にパスを出す。
小学年代からこのことを意識してプレーすることが、中学生以降の海くんのサッカーライフに大きく役立ってくれることを期待しています。