阪神のドラフト１位・森下翔太外野手（２２）＝中大＝が、ＫＯＮＡＭＩから発売中の野球ゲーム『ｅＢＡＳＥＢＡＬＬパワフルプロ野球２０２２』（略称『パワプロ２０２２』）において３０日に行われる２０２３シーズン版への無料アップデートで同ゲームに初登場する。本紙は２８日、好評企画「僕のアップデート」の特別版として森下の同ゲームでの能力値を独占先行入手。直撃取材に応じた森下も、ここから〝サクセス〟ストーリーを描くと約束した。
希望に満ちた、きらきら輝くつぶらな瞳で〝自身〟を見つめた。勝負の世界へ踏み出そうとする森下に、うれしい発奮材料だ。パワプロシリーズ初登場にあたっての能力値を本紙虎番に示されると、ニコッとほほ笑んで成長を誓った。
「こんなものじゃないですかね。（１年目としては）いい方じゃないですか？ もう、これから頑張って自分が上げていく感じですね！」
３０日に行われる『パワプロ２０２２』の２０２３シーズン版への無料アップデートで、森下もついに国民的野球ゲームへのデビューを飾る。本紙が独占先行入手した能力値は「弾道３、ミートＦ（２９）、パワーＣ（６１）、走力Ｃ（６０）、肩力Ｃ（６４）、守備力Ｅ（４６）、捕球Ｅ（４８）」だった。決して甘いものではなかったが、虎の大器は何度もうなずき真っすぐに受け止めた。
「やっぱり、ミートとか（打）率とかはずっと大学時代から課題にしているので。そこをしっかり（高評価を）取れるように頑張りたいな、と」
これから挑むのは、すべてが自分次第で、グラウンド上で結果さえ出せば何だって手に入れられる世界だ。２６日までのオープン戦は出場１７試合で１２球団２位の打率・３１４、３本塁打、８打点でフィニッシュ。堂々の躍動を見せ、３１日に迫るＤｅＮＡとの開幕戦（京セラ）のラインアップにも「６番・右翼」で名を連ねることを確実とした。ここからが本番。今後も予定されているアップデートで〝真の森下〟の姿に修正してもらう。
パワプロは、仲間たちと過ごした青春を彩るものの一つだったという。「大学のときとかもやってました。対戦とかで。誰かがやっているのも見ていたりしましたね」。意外にも、プレースタイルは〝かき回し系〟だったという。「ロッテを使っていましたね。足が速いんで（笑）。打つのは難しいので足で、走力でやっていた感じです」。ここからは身も心も虎のタテジマに包み、現実でもゲームでも豪打を前面に押し出していく。
森下は今回、自身に付けられた特殊能力にも納得している。「広角に打つのは自分の一つの持ち味でもあるので。『流し打ち』とか『アウトコースヒッター』とかが付いているのはうれしいですね」。逆に言えば、そんな持ち味も見抜いてしまうほどに、制作チームは眼光鋭く森下を見つめているということだ。
新人離れした鋭いスイングで対抗していく。新たなステージ、そしてゲームの中に飛び込み、森下の大暴れが始まる。
◆制作チーム「ＤｅＮＡ牧選手の入団時と比較し…」 森下について『パワプロ２０２２』の制作チームもコメントを寄せた。「（中大で）２学年上であるＤｅＮＡの牧選手の入団時と比較し、長打力や走力といった身体能力は上回っているものの、ミート力の面では粗さがあるという評価になっています」と今回の能力値に至ったワケを明かす。「そういった点から活躍には少々時間がかかると予想していたのですが…」とオープン戦での活躍には目を見張ったという。同作では、今回のアップデート後も今シーズンの選手データアップデートを無料で実施していく予定で「開幕スタメン、そこからの活躍で、上方修正を行わせてくれるはずと期待しています」とエールを送った。
◆軽快に右翼守備 森下はこの日、鳴尾浜で１軍の全体練習に参加。サングラスを帽子に乗せ、シートノックで好返球をみせるなど右翼守備を軽快にこなした。３１日の開幕戦で対戦するＤｅＮＡの先発左腕・石田について「インコースを結構、左ピッチャーなので、使ってくると思うので。そこをどう対処して、甘いボールを待てるかが大切」と語り、攻略をイメージした。
■ｅＢＡＳＥＢＡＬＬパワフルプロ野球 略称「パワプロ」。コナミデジタルエンタテインメントから発売されている野球ゲームソフト。１９９４年からスーパーファミコン用ソフトとして発売。登場する選手が愛らしい２頭身なのが特徴的。複数のモードがあり、サクセス（選手を育成するモード）が人気。今作はニンテンドースイッチ、ＰＳ４でプレイでき、３月３０日のアップデート後も、今シーズンの選手データアップデートを無料で実施していく予定だ。通常版（パッケージ・ＤＬ）が８２５０円。パワフルエディション（ＤＬ専売）が１万４５０円（ともに税込み）。
■権利表記 一般社団法人日本野球機構承認 日本プロ野球名球会公認 日本プロ野球ＯＢクラブ公認 プロ野球フランチャイズ球場公認
ゲーム内に再現された球場内看板は、原則として２０２１年プロ野球ペナントシーズン中のデータを基に制作しています。 Ｊａｐａｎ Ｂａｓｅｂａｌｌ Ｄａｔａ（株）
データは、Ｊａｐａｎ Ｂａｓｅｂａｌｌ Ｄａｔａ（株）が独自に収集したものであり、公式記録とは異なる場合があります。提供情報の手段を問わず、いかなる目的であれ無断で複製、転送、販売等を行うことを固く禁じます
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