ＤｅＮＡのドラフト１位・度会隆輝外野手（２１）＝ＥＮＥＯＳ＝が、ＫＯＮＡＭＩが今年発売する野球ゲーム『パワフルプロ野球２０２４－２０２５』に初登場することが８日、判明した。ゲームでの能力値をサンケイスポーツが独占先行入手。新人ではセ・リーグ初となる開幕戦からの２試合連続本塁打を放つなど注目を集めるホープは、将来的な能力値の目標に「オールＳ」を掲げた。

人気野球ゲームの最新作に、期待のルーキーが登場する。自身の能力値を目にした度会は「もちろん、しょっぱなから高いものはいただけない。いい評価をもらえるように今年１年頑張ります」と決意を新たにした。

能力値（Ｓ、Ａ～Ｇの８段階評価）はミートＣ（６２）、パワーＣ（６２）、走力Ｃ（６５）、肩力Ｃ（６８）、守備力Ｄ（５０）、捕球Ｅ（４４）、弾道３（１～４段階で数値が高いほど高角度で打球が飛ぶ）。反映されているのは春季キャンプ序盤までのプレーで、プロ入り前の成績が主体となっている。

ゲーム制作チームの担当者は「ミート値はルーキーの中でもダントツの査定をさせていただいた。パンチ力に関しても評価が高く、総合的な打撃力では近年のルーキーとしては最高クラス」と説明した。

度会は打率・４３４を記録したオープン戦で首位打者に輝き、開幕戦から２試合連続本塁打と鮮やかなデビューを飾った。能力値は今後更新される可能性があり、シーズンの成績次第でさらに高い評価を期待できる。

バット操作が巧みな度会ならではの特殊能力もついた。「悪球打ち」だ。担当者は「少々のボール球であっても類まれなバットコントロールで打ち返してしまうことから『悪球打ち』の特殊能力もついている」と理由を語った。

度会にとってパワプロシリーズは「本当に大好きなゲーム」。ヤクルト一筋で１５年間プレーした父の博文さんを操作していたという。「まさか自分がこんなに早く登場するとは思っていなかったので、とてもうれしく思います。光栄です」と声を弾ませた。

目指す能力値は最上。「全Ｓくらいで。目標なので高い方がいい。そうなれるように頑張ります」。超一流プレーヤーを夢見て、ひたむきに努力を積み重ねる。

■「パワフルプロ野球」シリーズ

略称「パワプロ」。コナミデジタルエンタテインメントから発売されている野球ゲームソフト。１９９４年からスーパーファミコン用ソフトとして発売され、今年３０周年を迎えた。登場する選手が愛らしい２頭身なのが特徴的で、選手を育成する「サクセス」など複数のモードがある。２月に放映された「Ｎｉｎｔｅｎｄｏ　Ｄｉｒｅｃｔ　ソフトメーカーラインナップ」には同社の野球ゲームアンバサダーを務める米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が登場し、２年ぶりとなる新作「パワプロ２０２４」を今年発売すると発表した。

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