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Fリーグ2014/2015……仙台が2戦引き分け。貫禄を見せた名古屋は白星発進

2014.06.28

王者、名古屋はシンビーニャの2ゴールを含む4得点で大阪に完勝 [写真]=本田好伸

140628_F14-15_SK01 27日に開幕したFリーグ2014/2015 powered by inゼリー。セントラル開催2日目の28日も、国立代々木競技場第一体育館で5試合が行われた。

 今開催は12チームが3日間で2節を消化する日程のため、前日からの連戦となるチームがある。そうした側面から連戦と初試合のチームという組み合わせが発生。リーグ7連覇中の王者、名古屋オーシャンズとシュライカー大阪の一戦もその一つだった。

 前日のフウガドールすみだ戦を総力戦の末に勝利した大阪は、試合終了から約15時間後に名古屋とのキックオフを迎えた。当然、疲労を残したままでの試合となったが、「回復時間が短い中で最善を尽くした。最後まで諦めずに戦う気持ちを見せてくれた選手を誇りに思う」(木暮賢一郎監督)と、大阪は気力で名古屋に挑んでいた。

 試合は序盤から動き始める。名古屋のゴールゲッター、シンビーニャが4分にゴールを陥れると、9分にもシンビーニャが決めて一気に名古屋が2点を先行する展開となる。大阪は約1分から2分と早い時間で選手を交替して強固なフィジカルを持つ名古屋に対抗するが、なかなか効果的に攻め込めず、チャンスを作ることができなかった。

 迎えた後半、大阪も粘りを見せていたが、追撃弾を奪えない。すると33分、稲田瑞穂をGKと交替してのパワープレーを開始する。前日のすみだ戦もこのパワープレーから決勝点を挙げていただけに期待感は高まったが、大阪が失ったボールを拾った渡邉知晃が無人のゴールに流し込み名古屋のリードは3点差に広がった。「パワープレーでもチャンスを作れていた中で、1-2ではなく0-3にされてしまったことが勝敗の分かれ目だった」(木暮監督)。最後までゴールを狙い続けた大阪だったが、名古屋のGK篠田龍馬にも“パワープレー返し”のパントキックを決められ試合は4-0で名古屋の勝利に終わった。

「攻撃ではポゼッションを高く保つことができ、守備面でも大阪が仕掛けてくるいろんな状況にも対応し、失点をせずに終えられた。パワープレーでもいい守備ができたので、開幕戦としては非常に出来のいい試合ができた」(ビクトル・アコスタ監督)と、大阪が疲労困憊だったとは言え名古屋にとってはまさに完勝だった。

 また、連戦となったヴォスクオーレ仙台は湘南ベルマーレに先行を許しながらも執念で追い付き、2試合連続で引き分けを手にした。その他、初戦となったバサジィ大分、バルドラール浦安が勝利をつかみ、ペスカドーラ町田と対戦したアグレミーナ浜松は0-0の引き分けに終わった。

Fリーグ2014/2015 powered by inゼリー 第1節・第2節
開催日:2014年6月28日
会場:国立代々木競技場第一体育館/東京都

[6月28日試合結果]
10:00 ヴォスクオーレ仙台 1-1 湘南ベルマーレ
12:00 名古屋オーシャンズ 4-0 シュライカー大阪
14:00 デウソン神戸 4-6 バサジィ大分
17:00 エスポラーダ北海道 0-3 バルドラール浦安
19:00 ペスカドーラ町田 0-0 アグレミーナ浜松

[6月29日対戦カード]
11:30 湘南ベルマーレ vs エスポラーダ北海道
13:30 バサジィ大分 vs アグレミーナ浜松
16:30 府中アスレティックFC vs 名古屋オーシャンズ
18:30 バルドラール浦安 vs フウガドールすみだ

写真・文◆本田好伸

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