喜びを語った鬼木監督 [写真]＝金田慎平
天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会・決勝が9日に行われ、川崎フロンターレが柏レイソルを下して、3大会ぶり2度目の優勝を飾った。試合後、川崎Fの鬼木達監督がフラッシュインタビューに登場し、喜びを語った。
試合は、スコアレスのまま120分を経過してPK戦へと突入。10人目までもつれ込んだ末に、後攻である柏のGK松本健太がチョン・ソンリョンにセーブされて失敗。川崎Fが天皇杯を手にした。
フラッシュインタビューに応じた鬼木監督は、「本当に苦しいシーズンでしたし、今日のゲームも“自分達らしさ”は出せなかったと思います」と述べつつ、「それでも我慢強く戦って、今のチームを象徴しているかのような、『0』でしっかりと抑えて、最後の最後。どの場面で諦めてもおかしくないようなところで、諦めずにやってくれたこと、これが今に繋がっていると思うので本当によかったです」と試合を振り返った。
また、柏との一戦を制して今季の最後にタイトルを獲得できた要因については、「自分達を信じて戦えたこと」「自分達から崩れなかったこと」を理由を挙げながら、最後に「ここに集まってくださったサポーターの方々に、なんとか勝ちを届けたいと、そういう思いだけだった」と胸中を明かした。
さらに、「苦しんだだけ選手は成長していると思ってますし、とにかくこれ（天皇杯獲得）を繋げていきたいし、タイトルを獲らないとわからないこと、タイトルを獲り続けないとわからないことっていっぱいあるので、とにかく獲り続けたいです」と今後に向けても意気込みを口にした。
By サッカーキング編集部
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