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【リポート】サッカージャーナリスト元川氏「スタンスを明確にすることが大事」

2016.03.31

 3月18日(金)に東京都八丁堀のFootball★Plazaで、サッカーキング・アカデミー 編集・ライター科 特別講義「元川塾 ~現場で使える実践的な原稿の書き方とは~」が開催され、編集者やライターを志すビジネスマンや学生など7人が参加した。

 講師を務めたのは、サッカージャーナリストの元川悦子氏。1967年、長野県に生まれる。夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターに。Jリーグ、日本代表から海外まで幅広くフォローし、ワールドカップは94年アメリカ大会から6回連続で現地取材している。現在の日本代表の主力である本田圭佑、香川真司らはユース時代から見続けており、今は「日本代表ウォッチャー」として練習から試合まで欠かさず取材している。著書に「U-22」(小学館)「黄金世代」(スキージャーナル社)「僕らがサッカーボーイズだった頃1・2」(カンゼン)などがある。

 本講義では、『自分が応援する特定の1選手(Jリーグクラブ所属)の今季展望』というテーマの課題を事前に提出。提出課題を用いて意見を交わすグループワーク、そして元川氏が受講者の原稿に対してアドバイスをしながら進行した。元川氏がこれまでの経験で得た、文章を書く上での注意点や、読み手を引き付ける方法など、細部にわたり熱のこもった講義が展開された。受講者は元川氏の説明に耳を傾けながら、一心にメモを取っていた。

「自分の特徴や強みを理解して、ジャンルを見つけることも必要。本気でやる気があるならば、スタンスを明確にすることが大事です」と元川氏は受講者に話した。

 なお、講義で添削された記事は「サッカーキング・オピニオン」特設ページに掲載され、記事に対して元川氏のコメントがつく。

以下、受講者の感想。

高澤真輝さん
これから実際にサッカーライターになるので受講しました。仕事を始める前に、講義で勉強しようと思いこの講座を見つけました。元川さんは、自分の文章に対してビシッと指摘してくれたので、分かりやすくとても参考になりました。講義を受けたことで、文章を書くときに注意すべきこと、そして自分の軸がはっきりしたので、その部分を今後の活動に生かしていきたいと思います。

横山優美さん
講義がとても楽しかったです。選手にフォーカスした文章を書くことが初めてだったので、元川さんに客観的に指摘をしていただいて、新鮮だったし勉強になりました。元川さんは、講義が始まる前は少し怖そうだなという印象がありましたが、実際には明るくて話が面白く、とても気さくな方でした。元川さんが冒頭に仰っていた「自分のスタイルを作りなさい」という言葉がとても印象に残っています。客観的に文章を書こうとしていたけれど、実際に元川さんに指摘されたのはそういった点ではなくて、新たな気づきが多かったです。いつか文章を書くことを通して「達成感」を得られるように今後も頑張っていきたいと思います。

サッカーキング・アカデミー

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