東北リーグ、JFLから駆け上がってきた破竹の勢いはJ3でも健在だった。いわきFCのJ2昇格が目前に迫っている。サッカーファンの間ではクラブ創設7年でのJ2昇格という歴史的瞬間を見逃さまいと、毎試合目が離せない状態が続いている。その裏側でファンエンゲージメントを高める取り組みにも余念がないのはご存知だろうか。3月に発行したいわきFCトークンの追加販売がスタートし、最終戦となるホームゲームを満員にして地域を盛り上げる企画を実施するという。今回はその仕掛け人、いわきFCトークンをプロデュースしているプロモーション担当の川﨑渉氏に話を聞いた。
記事提供=FiNANCiE
―――まずは川﨑さんの経歴と仕事の内容を教えていただけますか?
川﨑 2015年に株式会社ドームに入社して、営業を2年、スポーツマーケティングを1年担当しました。いわきFCのマーケティングを担当していたこともあり、縁もあって2018年にいわきFCへ入社しました。現在は広報やプロモーションを担当しています。
―――チームはJ3リーグで首位に立つなどJ2昇格へ好調をキープしていますが、クラブ全体の雰囲気はいかがですか?
川﨑 選手、スタッフ全員が一喜一憂することなく、目の前の一戦に向けて全力を尽くしていて、それが結果に繋がっていると思います。
―――2022年3月の初回トークン発行・販売から半年ほど経過しました。スペシャルマッチの開催やハーマー&ドリー誕生記念NFTのプレゼント企画など、さまざまな取り組みを実施されましたが、振り返ってみていかがですか?
川﨑 正直、最初は“トークン”と聞いてピンとくるファン・サポーターの方はどれくらいいるのかという不安がありました。
しかし実際にやってみると、トークンホルダーの皆さんの楽しんでいる様子を見ることができました。トークンはデジタル上のアイテムですが、それを活用することでファン・サポーターとクラブの関わりが活発になったので良かったです。
一方で、もっと多くの方を巻き込んでいく必要があると課題も感じています。J2昇格争いの盛り上がりもあるので、2回目の追加トークン販売では、さらに多くの人にいわきFCのトークンを購入していただけるような企画を実施したいと思っています。
―――リーグ最終戦に向けて追加トークンの発行・販売すると発表されましたね。
川﨑 クラブのJ2昇格、J3優勝に向けて、多くの人にチームを後押ししていただくきっかけになればいいなと思っています。「最終戦を盛り上げよう」というテーマを設定しましたが、来年以降にも繋がっていけば嬉しいですね。
―――たくさんのコースが用意されていますが、オススメはありますか?
川﨑 まずは名前入りいわきFC応援ペナント付きコースですね。購入していただくと、名前入りのペナントを最終戦の会場に掲示することができます。最終戦を盛り上げるだけでなく、いわきFCを応援している証が手元に残るという意味でもオススメです。
コース名:【応援コース④30,000pt分のトークン+名前入りいわきFC応援ペナント】 ※10/31(月)中までの販売
また、法人向けのメニューとして、“J3最終戦応援ツアー”を企画しました。
普段は入れないピッチ上でハーマー&ドリーと写真を撮れたり、選手バスの到着を迎え入れたり、貴重な内容です。一社限定なので、ぜひ応募していただきたいです。
コース名:【応援コース⑦200,000pt分のトークン+J3最終戦応援ツアー】
あと、前回はTシャツも好評だったので、用意した数を増やしています。今回も完売になると嬉しいですね(笑)。
コース名:【応援コース②】15,000pt分のトークン+J3最終戦応援Tシャツ
―――今回NFTは、“J3最終戦記念チケット型NFT”や“J2昇格記念NFT”が用意されていますね。
川﨑 “J3最終戦記念チケット型NFT”は、特別な座席で試合観戦ができるだけでなく、ペナントと同じように最終戦というメモリアルな試合を観た証をデジタルで残すことができます。
“J2昇格記念NFT”は、もちろんJ2昇格を達成した場合にしか発行されません。昇格への念を込めて、支援していただきたいです。
―――ちなみに前回のハーマー&ドリー誕生記念NFTプレゼント企画は、抽選倍率が6倍以上と大変好評だったようですね。
川﨑 そうですね。なかなかトークンホルダーの方に直接感想をお聞きする機会はないのですが、そういったところから好評だったのかなと手ごたえを感じています。それとハーマー&ドリーはサポーターの間で大人気ですから(笑)。
―――最後に、これから取り組みたいことを教えてください。
川﨑 直近でいうと、シーズンのMVPをトークンホルダーの皆さんに選んでもらいたいと思っています。新たにNFTの発行するといったようなトークンホルダーの方に喜んでいただける企画を実施して、コミュニティを盛り上げていきたいですね。
By サッカーキング編集部
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