2005シーズンに柏でプレーしたクレーベル [写真]=Getty Images
柏レイソルは30日、シャペコエンセ(ブラジル1部)の選手たちを乗せた飛行機が墜落した事故により、2005シーズンに所属していたクレーベル・サンターナが亡くなったことを受け、瀧川龍一郎代表取締役社長の追悼コメントをクラブ公式サイトを通じて発表した。
墜落事故は29日にコロンビア国内で発生し、70名を超える死傷者が出ている。死亡した選手の中にはクレーベルに加え、元京都サンガF.C.のウィリアン・チエゴや元川崎フロンターレのアルトゥール・マイア、セレッソ大阪やジェフユナイテッド千葉で活躍したケンペスらが含まれており、かつてヴィッセル神戸を指揮したカイオ・ジュニオール監督の死亡も確認されている。
事故発生時、現場は山間部で天候不良により救助活動が難航し、死傷者数や事故原因などの情報も錯綜している状況だったが、シャペコエンセや現地メディアなどへの情報確認によりクレーベルの死亡が確認されたという。瀧川社長のコメントは以下の通り。
「コロンビアで事故に遭った航空機に、2005シーズンに柏レイソルに在籍していたクレーベル・サンタナ・ロウレイロ選手(登録名:クレーベル)が搭乗していたという報道を受け、弊クラブのブラジル人スタッフや通訳を通し、またメディア機関にも問い合わせながら、情報確認を続けてまいりましたが、ブラジルの報道機関である『グローボ』や、所属クラブ『シャペコエンセ』のクラブメディアなどにより、クレーベル選手が逝去されたという知らせを受けることになりました。謹んで哀悼の意を表し、ご遺族の方々には心よりお悔やみを申し上げます」
「クレーベル選手は、2005年に柏レイソルに加入。リーグ戦29試合8得点、J1・J2入れ替え戦1試合0得点、リーグカップ5試合2得点、天皇杯1試合0得点の成績を残しました。同シーズン終了後にサントスFC(ブラジル)へ移籍し、その後もアトレティコ・マドリード(スペイン)や、サンパウロFC(ブラジル)など、世界的なクラブで活躍を続けていました。2015シーズンからは、シャペコエンセ(ブラジル)に在籍し、今回、南米有数の大会『コパ・スダメリカーナ』の決勝戦に向かう途中での突然の悲報でした」
「またJリーグに在籍した選手やスタッフ、シャペコエンセのクラブ関係者をはじめとして、多くの貴重な命が失われたことは非常に残念でなりません。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げます」
By サッカーキング編集部
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