神戸が開幕戦で勝利[写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第1節が24日に行われ、ジュビロ磐田とヴィッセル神戸が対戦した。
2シーズンぶりのJ1の開幕戦に臨むホームの磐田は、元日本代表GKの川島永嗣を始め、大卒ルーキーの植村洋斗、平川怜、レオ・ゴメスら新戦力がスタメン入り。また、新加入のマテウス・ペイショット、アビスパ福岡から加入した中村駿、ジェフユナイテッド千葉から加入した西久保駿介がベンチ入りを果たした。
一方、“昨季王者”のアウェイ神戸は、昨季MVP&得点王の大迫勇也や山口蛍、酒井高徳など日本代表経験者らに加え、新加入の井手口陽介がスタメン入り。サブには、川崎フロンターレから加入した宮代大聖、鹿島アントラーズから加入した広瀬陸斗、横浜F・マリノスから加入したオビ・パウエル・オビンナらが名を連ねた。
5分、セットプレーから神戸がいきなり試合を動かした。初瀬亮の蹴ったコーナーキックのこぼれ球にペナルティーエリアの外で待っていた汰木が反応。上手く合わせたグラウンダーのシュートがゴール右隅に吸い込まれ、神戸が先制に成功した。
9分には左サイドからの汰木のクロスに佐々木大樹が頭で合わせるも、川島がしっかりとキャッチ。序盤から神戸が攻め立てる展開になるも、磐田が川島を中心に体張った守備で追加点を与えなかった。
押し込まれる展開が続いた磐田であったが、30分を過ぎると徐々にゴールに迫るシーンを増やしていく。35分には、平川の丁寧な落としから昨季チーム得点王のジャーメイン良がミドルシュートを放つも、クロスバーをかすめて枠の外へ。同点弾を決めることはできなかった。
42分には、神戸に決定機。右サイドから井手口が中央に送ったパスが左まで流れ、走りこんできた汰木が狙いすましたシュート。川島の腕をすり抜け、ゴールかと思われたが大卒ルーキー植村が戻りギリギリのクリアでチームの危機を救った。
前半はこのまま神戸が1点をリードして終了し、ハーフタイムに突入。後半から磐田は、平川に代えてペイショットを投入した。
後半開始早々、神戸がリードを広げた。49分、ハーフライン付近でボールを受けた大迫が中央に走りこんだ佐々木にスルーパス。GKとの1対1となった佐々木が冷静に沈め、神戸に追加点が生まれた。
なんとか1点を奪いたい磐田は、、62分に中村、75分にはドリブラー古川陽介を投入するも、神戸の前線からの激しいプレスに苦しみ、中々良い形で敵陣に侵入することができないまま試合終了。昨季王者の神戸が2年連続の開幕戦勝利を飾った。
次節、磐田は3月1日に等々力陸上競技場で川崎フロンターレと神戸は3月2日にノエビアスタジアム神戸で柏レイソルと対戦する。
【得点者】
0-1 5分 汰木康也(神戸)
0-2 49分 佐々木大樹(神戸)
【スターティングメンバー】
▼磐田
川島永嗣、植村洋斗、伊藤槙人、リカルド・グラッサ、松原后、レオ・ゴメス、上原力也、松本昌也、山田大記、 平川怜、ジャーメイン良
▼神戸
前川黛也、酒井高徳、山川哲史、マテウス・トゥーレル、初瀬亮、扇原貴宏、山口蛍、井手口陽介、汰木康也、佐々木大樹、大迫勇也
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト