湘南と神戸が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第9節が20日に行われ、湘南ベルマーレとヴィッセル神戸が対戦した。
6試合勝利から遠ざかっている湘南が、連勝を目指す神戸を『レモンガススタジアム平塚』に迎えての一戦。前半は神戸が押し込む展開のなか、最大の決定機は22分、ペナルティエリア右でこぼれ球を拾った酒井高徳が左足でコントロールショット。ゴール左上を狙ったものの、相手GK馬渡洋樹に防がれた。
スコアレスで折り返すと、後半開始早々に湘南が神戸のゴールを脅かす。ロングボールに抜け出したルキアンが右サイドの深い位置から折り返し、ペナルティエリアに飛び込んだ杉岡大暉が合わせる。シュートは枠をとらえていたが、相手DF山川哲史にラインのギリギリでクリアされてゴールとはならない。
神戸は63分、ケガから復帰した大迫勇也を投入。直後、エースが早速見せ場を作る。井出遥也の折り返しをボックス中央で収めて左足一閃。ゴールネットを揺らしたものの、井出がパスを受けた時点でオフサイドだったため、得点は認められなかった。
後半は湘南の攻撃が活性化して、一進一退の攻防が繰り広げられる。神戸は88分、フリーキックの流れで前線に残っていたマテウス・トゥーレルが際どいシュートを放ったものの、惜しくも枠を外れる。対する湘南は90分、左コーナーキックに鈴木章斗が頭で合わせたが、わずかに枠を外れた。
試合はこのままスコアレスドローに終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム3分に神戸が試合の均衡を破る。ペナルティエリア内でこぼれ球を拾った大迫が折り返し、ボックス中央で武藤嘉紀が合わせて冷静に流し込んだ。神戸が1-0で勝利し、湘南は2試合ぶりの敗戦で7試合未勝利、神戸は今季初の2連勝となった。
次節は27日に行われ、湘南は敵地で北海道コンサドーレ札幌と、神戸はホームで京都サンガF.C.と対戦する。
【得点者】
0-1 90+3分 武藤嘉紀(神戸)
By サッカーキング編集部
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