福岡と京都が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
2024明治安田J1リーグ第22節が7日に行われ、アビスパ福岡と京都サンガF.C.が対戦した。
福岡は直近6戦で5勝1敗と好調を維持。一方、降格圏の京都は今季初の連勝を目指す一戦となる。残留争いのライバルであるサガン鳥栖と湘南ベルマーレが6日に揃って勝利しており、勝ち点で離されるわけにはいかない。
前半は福岡が押し込む展開に。何度か京都のゴールを脅かしたものの、序盤のうちに先制点を奪うことはできない。対する京都も攻撃の時間では原大智を中心に得点を目指したが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。福岡はウェリントン、京都は福田心之助が負傷するアクシデントも発生した前半は、スコアレスで折り返す。
試合の均衡が破れたのは後半開始早々の47分、京都が先制に成功する。右サイドからマルコ・トゥーリオが送ったグラウンダークロスは相手に阻まれたが、クリアする前に原がマイボールにする。原はペナルティエリア右から右足を振り抜くと、ニアを撃ち抜いてゴールに突き刺した。
その後は先手をとった京都が落ち着いて試合を運べるようになる。56分には一美和成の折り返しにマルコ・トゥーリオが頭で合わせたものの、枠をとらえていたシュートは相手GK村上昌謙の好セーブに阻まれた。
まずは追いつきたい福岡も終盤にかけてパワープレーを増やしてゴールを狙っていく。対する京都は守備の枚数を増やして1点を守り抜こうとしたものの、後半アディショナルタイム3分に福岡が試合を振り出しに戻す。右サイドから小田逸稀が柔らかいクロスを送り、前線に上がっていた田代雅也がヘディングシュートを叩き込んだ。
試合はこのまま終了するかに思われたが、最後の最後にドラマが待っていた。ボックス中央で平賀大空の落としを受けた宮本優太が冷静に流し込み、京都が土壇場で勝ち越しに成功。その直後に試合終了のホイッスルが鳴り響き、福岡は7試合ぶり敗戦、京都は今季初の2連勝となった。
次節は天皇杯3回戦を挟んで14日に行われ、福岡は敵地でサンフレッチェ広島と、京都はホームで浦和レッズと対戦する。
【得点者】
0-1 47分 原大智(京都)
1-1 90+3分 田代雅也(福岡)
1-2 90+9分 宮本優太(京都)
By サッカーキング編集部
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