フランクフルト加入が正式発表された千葉玲海菜
アイントラハト・フランクフルト・フラウエンは10日、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースから日本女子代表(なでしこジャパン)FW千葉玲海菜を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2026年6月30日まで。新天地での背番号は「15」に決定している。
1999年4月30日生まれの千葉は現在24歳。藤枝順心高校3年時に全日本高等学校女子サッカー選手権大会で優勝を経験すると、筑波大学在学中に特別指定選手として千葉レディースに登録され、2022年に正式入団を果たした。同年には右ひざ前十字靱帯損傷の大ケガを負ったものの、WEリーグではここまで22試合に出場し10ゴールをマークしている。
2022年6月に行われたセルビア女子代表との国際親善試合でなでしこジャパンにデビューすると、その試合でいきなり初ゴールを記録。ここまで国際Aマッチ通算8試合に出場し3ゴールをマークしている。昨年夏に行われたFIFA女子ワールドカップオーストラリア&ニュージーランド2023に臨むメンバーにも選出されていた。
海外挑戦が決まった千葉は、新天地のクラブ公式サイトを通じて次のように意気込みを示している。
「フランクフルトは素晴らしい環境が整っているクラブなので、ここに来たいと思っていました。そして同郷の選手である長谷部誠さんと出会えることはさらに素晴らしいことだと感じています。出来るだけ早くチームに馴染み、このクラブの一員として勝利に貢献できるようベストを尽くしたいと思います。私の目標はゴールを決めてチームを助けることです。そうすれば、シーズン終了後の順位表で良い位置にいることができると思っています」
千葉が加入するアイントラハト・フランクフルト・フラウエンは、女子ブンデスリーガで7度、女子チャンピオンズリーグ(WCL)で4度、女子DFBポカール(国内カップ戦)で9度の優勝を誇るドイツ屈指の強豪。過去には熊谷紗希(現:ローマ)や安藤梢(現:三菱重工浦和レッズレディース)らなでしこジャパンの“先輩”たちも所属していた。今シーズンの女子ブンデスリーガでは現在3位につけている。
By サッカーキング編集部
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