あべのハルカスでのトークショーに登壇した清武弘嗣と山口蛍 [写真]=白井誠二
セレッソ大阪に所属するMF清武弘嗣とMF山口蛍が、ブランドアンバサダーを務めるメンズグルーミングブランド『CHAMBER OF CRAFTERS(チェンバーオブクラフターズ)』のトークショーに登場。あべのハルカスに集まったサポーターの前で、実際にスタイリングを行うなどした。
C大阪スタジアムDJの西川大介さん進行のもとで行われたが、お客さんとの距離感の近さもあって、特に清武は緊張。「熱いっす」と冒頭から汗を拭い、山口も「こんなに近いと思わなかったです。ちょっと恥ずかしいですね(笑)」というほど、目の前でトークを展開していくことになった。
試合に向けて髪をセットする選手が多いというC大阪。短髪の清武は「ドライヤーを使ってサッと」というワックス派。「僕はジェルとスプレーでガチガチです」という山口と、タイプが分かれるものの、両者ともスイッチを“オン”にするときに髪型をセットすると話す。
実際にサポーターや通りすがりの人の前でスタイリングする場面では清武の発汗量はさらに増加。サポーターからC大阪のタオルを提供されそうになると「それはもったいないので(笑)」とクラブ愛も垣間見せた。「軽くパーマがかかっているので、それを生かすセットを」とオーダーした山口は、短時間でのしっかりとした仕上がりに満足気な表情を見せた。
スタイリングが終わり“オン”の状態になったところでトークショーは6月に控えるロシア・ワールドカップについても展開。両選手とも前回大会ではメンバーに選出され、ブラジルで悔しい思いをしている。清武は「また、あのピッチに戻りたい気持ちがある」と、当時からの4年間を思い返しながらコメント。本大会2カ月前に日本代表監督が交代するという事態になったが、「監督が替わったこともあり、みんなが狙える状況」と、横一線の選考になるとの見解を示し「昨年からケガ続きで満足いくパフォーマンスをなかなか出せていませんが、しっかりといいコンディションで試合を戦い、発表を待ちたい」と話した。
ブラジル大会では2試合にフル出場している山口は「前回は予選を戦わず、最後滑り込みで入ったような形でしたけど、今回は予選をしっかり戦って勝ち取ったというのがあるので、すごく行きたい思いはあります」と、日本代表の一員として戦ってきた自負を口にする。
一方で、「個人的には今、キャプテンをやらせてもらっていて、チームのことを考え、やらなくてはいけない部分がたくさんあります。そういった立場にありますし、自分の気持ちもそう思っています」と、C大阪を引っ張る立場としての自覚を口にする。「前回大会も(C大阪で)キャプテンをやっていて、チームの成績が良くない中で行って、W杯期間中に監督も替わってしまって、自分も帰ってきてからケガでずっと出られなくて。そういう経験があったから、今回はチームがいい順位にいて、個人もいいパフォーマンスをして、そして選ばれるのが一番だと思います。今の段階ではチームのことを一番に、というのが率直な気持ちです」と、チームのパフォーマンスに集中し、その先にある夏の祭典を目指す。
By サッカーキング編集部
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