ファン・ハール監督(左)との確執を語ったクーマン監督(右) [写真]=Man Utd via Getty Images
日本代表DF吉田麻也が所属するサウサンプトンを指揮するロナルド・クーマン監督が、かつてバルセロナとアヤックスで共に仕事をしたマンチェスター・Uのルイス・ファン・ハール監督と確執があったことを明かした。27日付のイギリス紙『インディペンデント』が報じている。
クーマン監督は1998年から約2年間、バルセロナでファン・ハール監督の右腕として助監督を務めた。2003年にアヤックスで監督を務めた際には、ファン・ハール氏がテクニカル・ディレクターに就任し共に仕事をしたが、道半ばで仲たがいを起こし、2004年にファン・ ハール氏が辞任した。
クーマン監督は当時を振り返って「私がアヤックスを指揮した時、テクニカル・ディレクターとしてやってきたファン・ハールとの間に問題を抱えていた。お互いの仕事のやり方を巡り問題があった。彼が去った3年半後に私も去ったが、サッカーに関しての問題だったから難しかった。それにサッカーに関する問題だけでなく私生活でも問題があった。以前のような関係は築けなかったし、時には言い争った。彼は確かに私を弱い人間だと言ったが、それは彼の考えであり、私の考えは違う」と、バルセロナでの師弟関係から一転して、両者の間に深い溝が生まれていたことを明かしている。
両監督は今シーズンから初めてプレミアリーグを指揮しているが、中堅格とされるサウサンプトンがプレミアリーグ第6節を終えて2位と好調であるのに対し、マンチェスター・Uは今シーズンも開幕から不振気味で7位に低迷している。