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ラジコンヘリ恐れる英警察…マンチェスターダービーでの飛来阻止へ

2014.10.31

マンチェスターダービーでの乱入が心配されるラジコンヘリ(中央) [写真]=Man Utd via Getty Images

 11月2日に行われるプレミアリーグ第10節で、マンチェスター・Cマンチェスター・Uが対戦する。ダービーを前に両サポーターの衝突を懸念する大マンチェスター警察は、サポーターによる“ラジコンヘリ”の使用を警戒している。30日付のイギリス紙『デイリー・メール』が報じた。

“ラジコンヘリ”と言えば、14日に行われたユーロ2016予選セルビア代表とアルバニア代表の対戦で、前半途中に政治的メッセージを意味する旗をぶら下げたラジコンヘリがピッチ上空を飛行したことにより、両チームの選手、サポーターを交えた乱闘が発生。同試合は没収試合の末、両者ともに勝ち点を得ることは出来なかった(3-0でセルビアが勝利という裁定後、セルビアから勝ち点3を剥奪)。

 しかしマンチェスターの2チームにとって、この事件は他人事ではなかった。今回のダービーの舞台となるマンチェスター・Cのエティハド・スタジアムでは、18日のトッテナム戦で、スタジアムに隣接するスーパーから男がラジコンヘリを飛ばしたために逮捕されている。

 警察はダービーでもこのような行為が発生する可能性を認識しており、その際は即座に機体の着陸を命じ、逮捕することを明言。さらに警備のための要員を400人に増やし、マンチェスター・Uが安全にアウェーゲームに臨めるように努めると説明した。

 2012年12月に行われた同ダービーでは、マンチェスター・Cのサポーター席から投げられたコインが、当時マンチェスター・Uに所属していたDFリオ・ファーディナンドに直撃し、流血事件となっていた。

 同試合の警備を担当するクレイグ・トンプソン警視は「我々はこのようなビッグマッチを警備することになる。ファンにはこの試合を楽しんでもらい、安全にスタジアムまで移動できるよう努める」と話している。

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