マンチェスター・Uに所属するイングランド代表FWウェイン・ルーニーが、アレックス・ファーガソン元監督について語った。イギリスメディア『BBC』が29日付で報じている。
体調管理不足やプロ意識の欠如をファーガソン氏に指摘され、2013年にはレギュラー落ちも経験したルーニーは、「彼と確執があったのは僕だけではなかった」と確執を認めるコメント。そして、「僕は彼に会いに行って、もしこのまま起用してもらえない状況が続くなら移籍したほうがいいのかどうかだけを尋ねた。その後、僕が移籍を志願したことになり、突然身に覚えのない移籍話が世間を騒がせるようになったんだ」と続け、同年にルーニー本人が移籍を希望していると報じられ大きな騒動となった件について、事実ではないと主張した。
2010年10月には、契約交渉の際に、将来のチームに関して自分が求めるいかなることも保証できないと言われた同選手がマンチェスター・U退団を求めたこともあった。そして当時ファーガソン氏はルーニーの態度に「唖然としている」と述べたが、その48時間後に同選手はマンチェスター・Uと5年間の契約延長に合意している。
また、ルーニーはかつてファーガソン氏を「サッカー史上最高の監督」と評しており、マンチェスター・Uに入団した2004年を振り返りながら、「彼の下でプレーしたいというのがマンチェスター・Uに加入した動機なんだ。彼が僕を必要としている限り、他に行きたいチームなんて思いつかなかったよ」と元指揮官について語った。