チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ(GS)第5節スポルティング戦でウェールズ代表FWギャレス・ベイルが負傷し、離脱を強いられることとなったレアル・マドリード。“BBC”の一角を担う世界屈指のアタッカーを欠くことは大きな痛手だが、過去のデータを振り返ると、さほど心配はいらないのかもしれない。スペイン紙『アス』が24日に伝えている。
ベイルはスポルティング戦後の検査で右足首の外傷性腓骨筋腱脱臼と診断され、手術を受ける予定になっている。24日付の『マルカ』によれば、同選手は2カ月以上の離脱を強いられる見込みで、12月8日から日本で開催されるFIFAクラブワールドカップ ジャパン 2016への出場は絶望的となった。
今シーズンのリーガ・エスパニョーラでは、第12節終了時点で11試合出場5ゴールを記録しているベイル。レアル・マドリードはチーム2位のスコアラー(1位は8ゴールのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド)を欠くことになるが、ベイル不在時の勝率が高いことを『アス』は指摘している。
同紙によると、ベイルが加入した2013-14シーズン以降、同選手がコンディションや戦術的理由で出場しなかった試合は通算49戦で、41勝6分け2敗という結果が残っている。勝率は約83.67パーセントと、非常に高いものとなっている。
一方、ベイルが出場した試合は通算139戦で、100勝20分け19敗とのこと。勝率は約71.9パーセントとなっている。母数が異なるために単純比較はできないが、ベイル不在時でもレアル・マドリードは安定した成績を残していると言える。
同紙は「マドリードはベイルなしでも生きる術を知っている」と見出しを掲げ、上記のデータを紹介している。
レアル・マドリードは次節、26日にスポルティング・ヒホンとホームで対戦。昨シーズンから続く公式戦連続無敗記録は「30」に達したが、さらに数字を積み上げることはできるだろうか。