アルゼンチンのニューウェルズでサッカー人生を始めたメッシ [写真]=Getty Images
アルゼンチンのニューウェルズで下部組織の指揮官を務めていたエルネスト・ヴェッキオ氏が死去した。27日付のスペイン紙『アス』など複数のメディアが報じている。
今月27日にアルゼンチンのロサリオにある自宅で、65歳という年齢で亡くなったヴェッキオ氏。同氏はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシを最初に指揮した指導者として知られている。28年間、主にユース世代の指導者としてニューウェルズに関わり、当時8歳のメッシが同クラブに入団した1995年も下部組織チームを率いていた。
同紙は、ヴェッキオ氏が過去にメッシについて語ったコメントを掲載。「彼がニューウェルズに入って来る前から、周りの人たちが才能ある若者だと話していた。他のみんなとは全く違う精神力やスキル、技術を見せていたね」と、“神童”だった当時のメッシを絶賛していた。
また、同氏は「私はある時の彼を覚えている。キーパーからボールを受けると、次々に相手選手たちをドリブルでかわして、相手GKまでをもかわしたんだ。しかし、そこで相手GKがケガをして倒れ込むと、無人のゴールに向かってシュートするのを止めたんだ。そして、審判にGKの治療をしてあげるように頼んだんだ」と、メッシの仰天エピソードも明かしていた。
By サッカーキング編集部
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