先発出場した酒井宏樹(左)と酒井高徳(右) [写真]=Bongarts/Getty Images
ブンデスリーガ第6節が27日に行われ、DF酒井高徳が所属するシュトゥットガルトと、DF酒井宏樹、MF清武弘嗣が所属するハノーファーが対戦した。3選手は先発出場している。
ここまで2分3敗で、今シーズン未だ勝ち星のないシュトゥットガルトが、3勝1分1敗のハノーファーをホームに迎えた。
立ち上がりはホームのシュトゥットガルトが攻勢を強め、ボールを保持してサイドから攻撃を仕掛けようとする。しかし、外から単純なクロスボールを入れる以外に攻め手がなく、決定機を作り出せない状況が続いた。
シュトゥットガルトにチャンスが訪れたのは20分。ロングボールに抜け出したフリーの酒井高徳が、ペナルティーエリア内でワントラップからシュートを放つ。しかし、ボールは枠を大きく外れてしまい、得点には結びつかなかった。
一方、押され気味のハノーファーは、ボールが繋がらず苦しい展開となるが、21分に清武が個人技で打開を図る。中盤でドリブルを開始すると、相手選手二人を抜き去り左足のシュートでゴールを脅かした。
それ以降は、再びシュトゥットガルトがペースを握り、右サイドから何度かゴールに迫る。だが、スコアを動かすまでには至らず、前半は0-0のまま終了した。
後半も主導権を握ったのはシュトゥットガルト。左サイドから攻撃を仕掛けると、48分にオーバーラップした酒井高徳のクロスからシュートチャンスを作り出す。さらに53分、ティモ・ヴェルナーに決定機が訪れたが、伸ばした足はフィリップ・コスティッチのクロスボールに触れることができなかった。
劣勢が続くハノーファーは63分にチャンスが到来。右サイドからの折り返しに、走り込んだマヌエル・シュミーデバッハが合わせる。しかし、フリーで放ったシュートは枠を外れてしまう。
両チームともにゴールが遠い中、スコアが動いたのは69分。シュトゥットガルトは左CKのチャンスを迎えると、最後はダニエル・シュヴァーブが押し込み、待望の先制点を手にした。
70分過ぎからは、リードを許したハノーファーが積極的に攻撃を仕掛けた。80分、レオン・アンドレアセンのシュートがシュトゥットガルトゴールを襲うが、GKトルステン・キルシュバウムが好セーブを披露。ハノーファーにゴールを許さなかった。
その後は、互いに攻撃を仕掛ける展開となったが、得点は生まれず1-0で試合終了。シュヴァーブのゴールを守り切ったシュトゥットガルトが今シーズン初勝利を挙げた。なお、日本人3選手はフル出場している。
【スコア】
シュトゥットガルト 1-0 ハノーファー
【得点者】
1-0 69分 ダニエル・シュヴァーブ(シュトゥットガルト)