中断期間が明け、再開を迎えるブンデスリーガ [写真]=Getty Images
インターナショナルマッチウィークによる中断期間が明け、各国でリーグ戦が再開される。そして今週末に第28節が行われるブンデスリーガでは、早くもバイエルンの優勝が決定する可能性がある。
前節の時点ですでに優勝決定の可能性があった首位バイエルンは、ライプツィヒに1-2で敗れて勝ち点66で足踏みとなり、史上最速記録に並ぶことは叶わなかった。それでも、依然として2位シャルケとの勝ち点差は「17」、3位ドルトムントとの差も「18」と大きくリードしている。
そして第28節では、バイエルンがホームにドルトムントを迎える。バイエルンがこの “デア・クラシカー”を制した場合、ドルトムントとの勝ち点差は残り6試合で「20」となり、ドルトムントの優勝の可能性が消滅する。
さらに、バイエルンが勝った上で、2位シャルケがフライブルクとのホームゲームを引き分け以下で終えた場合、両者の勝ち点差が18以上となり、バイエルンの6連覇が決定することとなる。
試合の日程としてはシャルケvsフライブルクが先に行われるため、この試合の結果次第では“デア・クラシカー”の注目度がさらに増す可能性もある。
《バイエルン優勝決定の条件》
シャルケ◯…次節以降に持ち越し
シャルケ△or●/バイエルン◯…優勝決定
シャルケ△or●/バイエルン△or●…次節以降に持ち越し
一方、残留争いにも注目が集まっている。
現在降格圏に沈んでいるのは勝ち点18で最下位のハンブルガーSVと、同20で17位のケルン。そして入れ替え戦出場となる16位には同25でマインツ、同じく勝ち点25のヴォルフスブルクが15位となっている。
14位のフライブルクがすでに勝ち点30を稼いでいることから、ハンブルガーSVとケルンは入れ替え戦出場の16位まで順位を上げ、最終決戦に懸けるというのが現実的な目標となる。
14試合白星がないハンブルガーSVにとっては、いよいよ後がない状態で、クラブ史上初の降格が迫っている。残留を争うライバルとの直接対決はすべて消化しているため、なんとか勝ち点を稼ぎながら、他クラブの取りこぼしを願うしかない状況だ。まずは今節、アウェイでシュトゥットガルトと対戦する。
苦戦が続くハンブルガーSVに対し、ケルンはここへきて調子を上げてきている。開幕16試合白星なしと不振に陥り、一時は降格決定的と見られていたが、前節の勝利でついに最下位を脱出。なかでも日本代表FW大迫勇也が2試合連続ゴール中と好調を維持しており、彼が残留に向けたキーマンとなることは間違いないだろう。
ケルンは2位シャルケや首位バイエルンといった強敵との試合を残している一方、残留を争うマインツ戦とヴォルフスブルク戦を控えているだけに、直接対決で結果を残す事ができれば、奇跡の残留を果たせるかもしれない。今節はアウェイでホッフェンハイムと対戦する。
■ブンデスリーガ残留争い
《順位》
15位 ヴォルフスブルク(勝ち点25/得失点差-9)
16位 マインツ(勝ち点25/得失点差-17)
17位 ケルン(勝ち点20/得失点差-22)
18位 ハンブルガーSV(勝ち点18/得失点差-24)
《今節の対戦カード》
ヘルタ・ベルリン vs ヴォルフスブルク
マインツ vs ボルシアMG
ホッフェンハイム vs ケルン
シュトゥットガルト vs ハンブルガーSV
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト