今季限りでの現役引退を表明したヴァイデンフェラー [写真]=TF-Images/Getty Images
MF香川真司が所属するドルトムントは23日、元ドイツ代表GKロマン・ヴァイデンフェラーが今シーズン限りで現役を引退すると発表した。
ヴァイデンフェラーは1980年生まれの37歳。カイザースラウテルンの下部組織出身で、1999年にトップチームに昇格した。2002年にドルトムントへ加入し、以後は同クラブで16年間に渡ってプレー。2014 FIFAワールドカップ ブラジルのドイツ代表にも選出され、優勝メンバーの一員となった。
今シーズンのブンデスリーガでは1試合出場にとどまっているヴァイデンフェラーだが、ドルトムントでの16年間で公式戦通算452試合に出場。長きに渡ってチームを支え続けた。
現役引退にあたり、ヴァイデンフェラーは以下のようにコメントしている。
「自分にとっての全てでもあるこのスタジアムで、最高のサポーターたちとともにキャリアの最後を祝えることを本当に楽しみにしている。良いことも悪いこともたくさんあったこのクラブに、16年で別れを告げることを決めたんだ」
「ともに多くのことを経験し、多くのお祝いをした。その一方で、ともに多くの苦しみも味わった。自分の人生を形作ってくれた素晴らしい時間だったよ。ここでのことは一生忘れないだろう」
なおドルトムントは今年9月7日にヴァイデンフェラーの引退試合を開催すると発表。「BVBオールスターズ」(クラブのレジェンドで構成)と「ロマン・フレンズ」(ヴァイデンフェラーの友人で構成)が対戦するスペシャルマッチが行われるという。引退試合の開催はドルトムント史上7人目とのことだ。
今シーズン、ドルトムントの公式戦はブンデスリーガの最終3試合。長年に渡ってチームを支え続けたベテラン守護神を良い形で送り出すためにも、勝利を重ねていきたいところだ。
By サッカーキング編集部
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