キミッヒの芸術的なループシュートが決勝点に [写真]=Pool via Getty Images
ブンデスリーガ第28節が26日に行われ、ドルトムントとバイエルンが対戦した。
首位バイエルンと2位ドルトムントによるブンデスリーガ通算102回目の“デア・クラシカー”。両チームはともにリーグ再開後2連勝を飾り、勝ち点差4で今シーズンの優勝を占う大一番を迎えた。
試合の立ち上がりはホームのドルトムントが主導権を握ったが、決定的なチャンスは作れず。4分にユリアン・ブラントがペナルティエリア左からシュートを放ったが、GKマヌエル・ノイアーにキャッチされる。一方のバイエルンは徐々に相手ゴールに迫り、19分にセルジュ・ニャブリがゴール前フリーの絶好機でシュートを放つと、GKロマン・ビュルキはかわしたものの、ライン上のウカシュ・ピシュチェクのブロックに阻まれた。
試合が動いたのは43分。バイエルンはエリア前でのパス交換から、ジョシュア・キミッヒが右足シュート。鮮やかなループシュートはGKビュルキの手を弾いてゴールに吸い込まれた。試合はバイエルンの1点リードで折り返す。
ドルトムントは後半からブラントとトーマス・デラネイを下げ、ジェイドン・サンチョとエムレ・ジャンを投入して反撃を試みる。58分にはアーリング・ハーランドがエリア中央フリーで左足を振り抜いたが、強烈なシュートはDFに当たって枠の右に外れた。72分にはハーランドを下げて、ジョヴァンニ・レイナを投入。ハーランドは右足を引きずりながらピッチを後にしている。
終盤はドルトムントが猛攻を仕掛けたが、得点は遠い。80分にマフムド・ダフードが強烈なミドルシュートを放ったものの、GKノイアーにセーブされる。逆にバイエルンは82分にロベルト・レヴァンドフスキがミドルシュートを打ったが、左ポストに弾き返された。
試合はこのままタイムアップを迎え、首位バイエルンが1-0で勝利。天王山を制してドルトムントとの勝ち点差を7に広げ、前人未到の8連覇に向けて一歩前進した。
次節、ドルトムントは31日にアウェイでパーダーボルンと、バイエルンは30日にホームでデュッセルドルフと対戦する。
【得点者】
0-1 43分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
【スターティングメンバー】
ドルトムント(3―4―3)
ビュルキ;ピシュチェク(80分 ゲッツェ)、フンメルス、アカンジ;ハキミ、デラネイ(46分 ジャン)、ダフード(85分 ヴィツェル)、ゲレイロ;アザール、ハーランド(72分 レイナ)、ブラント(46分 サンチョ)
バイエルン(4―2―3-1)
ノイアー;パヴァール、ボアテング(85分 エルナンデス)、アラバ、デイヴィス;キミッヒ、ゴレツカ;コマン(73分 ペリシッチ)、ミュラー、ニャブリ(87分 マルティネス);レヴァンドフスキ
By サッカーキング編集部
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