遠藤渓太がもう1年ブラウンシュヴァイクでプレーへ [写真]=Getty Images
ブラウンシュヴァイクは3日、2022-23シーズンはウニオン・ベルリンからのレンタル移籍により同クラブでプレーしていたMF遠藤渓太について、レンタル移籍期間の延長を発表した。
横浜出身の快速ウインガーが、2023-24シーズンもブラウンシュヴァイクのユニフォームを身に纏うこととなった。発表によると、レンタル移籍期間は2024年6月30日までの1年間。遠藤は2022-23シーズンまで背番号「21」を着けていたが、新シーズンは「8」に変更されることも決まっている
遠藤は1997年11月22日生まれの現在25歳。小学2年生の頃に横浜F・マリノスのスクールへ加入し、中学生に上がるとジュニアユースに入団。ユース昇格後は第39回日本クラブユースサッカー選手権大会で得点王と最優秀選手賞(MVP)に輝き、日本一を経験した。2016年よりトップチームに昇格。当時のエリク・モンバエルツ監督に抜擢されてルーキーイヤーから多くの出場機会を確保し、明治安田生命J1リーグで23試合に出場。翌2017シーズンの明治安田生命J1リーグ第28節ガンバ大阪戦ではJリーグ初ゴールを挙げた。アンジェ・ポステコグルー監督が就任した2018シーズンには背番号を「11」に変更し、明治安田生命J1リーグ27試合の出場で2ゴールを記録。JリーグYBCルヴァンカップでは横浜FMの決勝進出に貢献し、ニューヒーロー賞にも輝いた。2019シーズンには明治安田生命J1リーグ33試合の出場で7ゴールをマーク。最終節のFC東京戦では3点目のゴールを挙げるなど、横浜FMの15シーズンぶり4度目の優勝に貢献した。
2020シーズンは明治安田生命J1リーグ6試合の出場で2ゴールを挙げ、シーズン途中の2020年7月にウニオン・ベルリンへ完全移籍。加入後初スタメンとなったブンデスリーガ第7節ビーレフェルト戦では先制ゴールを決めたものの、前半のうちに負傷で途中交代を強いられた。復帰後は途中出場がメインとなり、同シーズンはブンデスリーガ16試合の出場で1ゴールという成績に。翌シーズンはわずか4試合の出場に留まり、2022年夏にはブラウンシュヴァイクへのレンタル移籍が決定した。2022-23シーズンは主戦場としている両サイドの2列目だけでなく、中央のポジションでもプレー。公式戦20試合に出場していた。
レンタル移籍期間の延長に際し、遠藤はブラウンシュヴァイクのクラブ公式HPを通してコメントを発表。「ブラウンシュヴァイクに残留し、再びこのクラブでサッカーができることを楽しみにしています。新シーズンは、個人としてもチームとしてもより一層の成功を追い求め、全力を尽くします」と意気込んだ。
また、ブラウンシュヴァイクのスポーツ・マネージング・ディレクターを務めるペーター・フォルマン氏は「ケイタとは1年間一緒に過ごし、既に多くのことを知っています。彼はこのリーグでプレーするのに十分なクオリティを備えており、変幻自在の選手です。最も重要なのは、彼がそのポテンシャルをコンスタントに発揮できるかどうかです。新たなシーズンを楽しみにしています」と期待を寄せた。
2022-23シーズン、ブラウンシュヴァイクはブンデスリーガ2部で残留争いに巻き込まれる苦しいシーズンを過ごした。最終的には9勝9分16敗の成績で勝ち点「36」を積み上げ、15位でフィニッシュ。昇降格プレーオフに出場する一歩手前でシーズンを終えていた。
新シーズンのブンデスリーガ2部は29日に開幕予定。遠藤の所属しているブラウンシュヴァイクは、ホームにFW町野修斗が加入するホルシュタイン・キールを迎える。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト