堂安律(左)は2試合連続ゴール [写真]=Getty Images
ブンデスリーガ第27節が30日に行われ、ボルシアMGとフライブルクが対戦した。
前節終了時点で6勝10分10敗の勝ち点「28」で12位につけるボルシアMGと、9勝6分11敗の勝ち点「33」で9位につけるフライブルクの一戦。ボルシアMGは4シーズン連続でヨーロッパのカップ戦出場権を手にできておらず、まずは上位浮上を狙うホームゲームとなる。一方のフライブルクにとっても、3シーズン連続でヨーロッパのカップ戦行きを決めるためには、負けられない試合だ。
ボルシアMG所属の板倉滉、フライブルク所属の堂安律はスタメンに名を連ね、ボルシアMG所属の福田師王はメンバーから外れた一戦は、立ち上がりの7分に動く。フライブルクは前線へのロングフィードから、競り勝ったメアリン・レールが頭で落とすと、堂安がスルーし、待っていたマキシミリアン・エッゲシュタインが右足でクロスボールを送る。ディフレクションして方向が変わったボールをミハエル・グレゴリチュが押し込み、フライブルクが先手を取った。
1点をリードしたフライブルクは19分、前線でボールを収めたレールのパスから、堂安がルーカス・ヘーラーとのワンツーから左足を振り抜くも、ここはGKヨナス・オムリンの正面へ。対するボルシアMGも23分、この日は立ち上がりから積極的な持ち運びで攻撃の起点となっていた板倉が、ボックス手前まで持ち運んで右足で狙ったが、ここは味方に当たって枠を外れた。前半はこのままフライブルクの1点リードで終了している。
後半に入ると、再び立ち上がりの時間帯にスコアが動く。フライブルクは左サイドに流れてボールを収めたヘーラーのスルーパスから、内側を駆け上がったグレゴリチュはシュートを放つ。ここはGKオムリンに弾かれたものの、こぼれ球を拾ったレールがボックス手前右寄りの位置から右足一閃。グラウンダーの一撃を沈め。フライブルクが大きな追加点を挙げた。
勢いに乗ったフライブルクは57分、左サイドからボールを進めて逆へ展開すると、エッゲシュタインを経由してパスを受けた堂安がカットインし、外側を駆け上がったエッゲシュタインへヒールで繋ぐ。ボックス右に入っていったエッゲシュタインは堂安の動き直しを見逃さず、中央へ折り返すと、最後は体を倒しながら堂安が押し込んだ。堂安の2試合連続ゴールは、フライブルクにとって勝利を大きく手繰り寄せる3点目に。堂安個人としては今季ブンデスリーガ4点目、公式戦全体で見ると6点目となった。
まずは1点を返したいボルシアMGは85分、フランク・オノラの放った左コーナーキックから、板倉が強烈なヘディングシュートを放つも、ここはGKノア・アトゥボルに阻まれる。最終的にスコアはこれ以上動かず、タイムアップの笛が吹かれた。
直近のブンデスリーガでは3試合連続ドローとなっていたボルシアMGにとって、これは5試合ぶりの黒星に。一方、フライブルクはブンデスリーガで2試合ぶりの白星を飾った。
次節、ボルシアMGは7日に敵地でヴォルフスブルクと、フライブルクは6日にホームでライプツィヒと、それぞれ対戦する。
【得点者】
0-1 7分 ミハエル・グレゴリチュ(フライブルク)
0-2 47分 メアリン・レール(フライブルク)
0-3 57分 堂安律(フライブルク)
By サッカーキング編集部
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