昨年12月に引退したアグエロ氏 [写真]=Getty Images
昨年12月に現役を引退した元アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロ氏が、同国代表のスタッフとして今年11月から行われるFIFAワールドカップカタール2022に参加するようだ。21日にアルゼンチンメディア『TyC Sports』が報じた。
現在33歳のアグエロ氏はアトレティコ・マドリードやマンチェスター・Cなどでプレーし、今シーズンからバルセロナに所属していた。しかし、昨年10月30日に行われた試合中に胸部の不快感を訴えて途中交代となると、その後の検査で不整脈が発覚。昨年12月15日に現役引退を発表していた。
アルゼンチン代表としては101キャップを数え、通算41ゴールを挙げた。昨年夏にコパ・アメリカ2021を制してA代表での初タイトルを獲得したものの、悲願のW杯制覇は叶わず、志半ばでキャリアを終えることになった。
アグエロ氏はその夢をかつてのチームメイトたちに託し、自身は裏方として戦いをサポートすることになりそうだ。同氏は21日、アルゼンチンサッカー協会(AFA)の本部を訪問し、クラウディオ・タピア会長とミーティングを実施。『TyC Sports』に対し、代表団の一員としてW杯に参加する方向で調整を進めていることを明かした。
「私はカタールに行くことになるだろう。どんな役割になるかは今後決めていかなければならないが、いい話し合いができた。会長が『一緒にやろう』と言ってくれたんだ。これから数日、どんな役割で行くのか、会見やワールドカップの抽選会に出席するのかなど、話し合いを続けていく。そして今週、すべてを決定する予定だ」
「アルゼンチン代表で自分がどのような役割を果たせるか見てみたい。自分の身に起こったことはごく最近のことで、いろいろなところからオファーを受け取っている。だが、サッカー選手だったころにはできなかったような冷静さで、自分の人生を楽しみたいと思っている」
また、タピア会長も自身の公式Twitter(@tapiachiqui)を更新。「親愛なるクン・アグエロへ。君とサッカーやアルゼンチン代表について話せることは、いつも嬉しいことだ。君が私たちに与えてくれたもの全てに感謝している。スーツケースに荷物を詰めましたか?」と、アグエロ氏がカタールに行くことを認めている。
Querido @aguerosergiokun, siempre es un placer recibirte y poder charlar un rato de fútbol y de la selección @argentina.
Gracias por todo lo que nos diste, y por mantener siempre la alegría, a pesar de los golpes de la vida.¿Armaste la valija?🇦🇷 pic.twitter.com/bK74AXx3Ha
— Chiqui Tapia (@tapiachiqui) February 21, 2022
By サッカーキング編集部
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