逆転弾を決めたメッシ(中央) [写真]=Getty Images
リーガ・エスパニョーラ第35節が27日に行われ、ビジャレアルとバルセロナが対戦した。
リーグ戦34試合を終えて、勝ち点81のバルセロナ。26日に今節のオサスナ戦に臨み、4-0で快勝したレアル・マドリード(1試合未消化)が勝ち点82で2位となり、バルセロナは暫定3位の状態でアウェーゲームに臨んだ。
先制したのはビジャレアルだった。前半終了間際、自陣深くでのパスカットからカウンターを発動。左サイドへ展開し、最後は中央へのパスにカニが合わせて、右足シュートでゴールネットを揺らした。前半はビジャレアルの1点リードで終了した。
ビジャレアルは55分にリードを広げる。右サイドを駆け上がったハビエル・アキーノのクロスに、ファーサイドのマヌ・トリゲロスが反応。ヘディングシュートを決め、スコアは2-0となった。
2点ビハインドとなったバルセロナは、62分に2選手を交代。シャビ・エルナンデスとアレクシス・サンチェスに代えて、セスク・ファブレガスとクリスティアン・テージョをピッチに送り出した。すると、反撃のゴールは65分に生まれた。セスクとアンドレス・イニエスタを中心にゴール前で鮮やかなパス交換を見せると、右サイドへ展開。オーバーラップしたダニエウ・アウヴェスがペナルティーエリア内でパスを受け、中央へ折り返すと、ビジャレアルのガブリエル・パウリスタに当たってコースが変わったボールが、ゴールへ転がり込んだ。
1点差に迫ったバルセロナは、78分に同点に追いつく。右サイドでダニエウ・アウヴェスがクロスを上げると、ニアサイドのビジャレアルDFの頭上を越えたボールが、マテオ・ムサッキオの頭に当たってゴールへ。2つ目のオウンゴールで、バルセロナがスコアを2-2とした。
バルセロナはさらに83分、逆転ゴールを奪う。セルヒオ・ブスケツがペナルティーエリア手前までドリブルで持ち込み、セスクへ浮き球のパスを送る。セスクがヘディングで中央へ折り返すと、待っていたのはリオネル・メッシだった。右足ボレーを叩きこみ、試合をひっくり返した。
試合は3-2で終了。バルセロナが0-2からの逆転劇を見せ、敵地で勝ち点3を獲得した。バルセロナの勝ち点は84で、暫定2位に再浮上。首位アトレティコ・マドリードとの勝ち点差は4となっている。
【得点者】
46分 カニ(ビジャレアル)
55分 トリゲロス(ビジャレアル)
65分 オウンゴール(パウリスタ、ビジャレアル)
78分 オウンゴール(ムサッキオ、ビジャレアル)
83分 メッシ(バルセロナ)