MLSデビューを果たしたMFランパード(画像はNYシティFC公式フェイスブックのキャプチャ)
今夏にニューヨーク・シティFCに合流した元イングランド代表MFフランク・ランパードが1日、MLS(メジャーリーグサッカー)デビューを果たした。クラブ公式サイトが伝えている。
NYシティは同日、MLSでモントリオール・インパクトと対戦。元スペイン代表FWダヴィド・ビジャや、すでにデビューを果たしていたイタリア代表MFアンドレア・ピルロらが先発出場した。
ランパードは、7月12日に行われたトロントFCとのホームゲームに出場する予定だったが、練習中にふくらはぎを負傷。それ以降も2試合を欠場し、デビューはお預けとなっていた。だが、モントリオール戦の69分、アメリカ人MFアンドリュー・ジェーコブソンとの交代で、ランパードは途中出場しMLSデビューを果たした。
試合は、前半の内にNYシティがモントリオールに2点を許す。後半の68分にビジャがPKで1点を返すが、84分にモントリオールにPKを献上し、リードは再び2点に。直後の85分にアメリカ人MFトーマス・マクナマラの得点で、NYシティがリードを縮めも力及ばず。結局、NYシティは2-3でモントリオールに敗れている。
試合後、ジェイソン・クレイス監督は「ランパードのプレーを30分以下に制限する必要があった。トレーニングスタッフが彼らの意見を通していたら20分以下になっていただろう。だが私たちは話し合いの結果、25分で落ち着いたよ」と説明。さらに、「いいタイミングでの出場だった。直前にゴールを決めていて、彼の投入でより得点に気持ちがいったからね」とコメントしている。
また、デビューを果たしたランパードは試合後、「ファンの声援の中、ヤンキー・スタジアムのピッチに立てたのはとても素晴らしいことだった。当然だが、その瞬間を本当に楽しんだよ」と感想を語った。
NYシティは9日に行われるMLSで、ニューヨーク・レッドブルズとのダービー戦に臨む。