元アルゼンチン代表のマリオ・ケンペス氏(左)がメッシについてコメントした [写真]=LatinContent/Getty Images、Getty Images
アルゼンチン代表からの引退を示唆したFWリオネル・メッシ(バルセロナ)について、元同国代表FWのマリオ・ケンペス氏がコメント。「彼は代表に戻るはず。今は(一時的な)風邪のようなものだ」と、同選手の代表引退撤回を予想した。スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が29日に報じている。
同紙によると、ケンペス氏はスペインのラジオ局『カデナ・コペ』にて番組に出演。26日に行われたコパ・アメリカ センテナリオ USA 2016決勝でPK戦の末にチリ代表に敗れ、3大会連続の準優勝に終わったアルゼンチン代表について以下のように語った。
「アルゼンチンにとっては悪い大会ではなかったけど、終わり方が…。チリを相手に、PK戦で敗れてしまったね」
「アルゼンチンは4つの決勝(コパ・アメリカの最近3大会と2014年のブラジル・ワールドカップ)に進んでいて、それは悪い結果ではない。ロシア(ワールドカップ)に臨むメンバーの多くが今と同じであることを願っているよ。ボートから降りるべきではないんだ。彼らは勝利をもって(代表から)退くべきだ」
2年後のロシア・ワールドカップでも、今回のコパ・アメリカに出場したメンバーが主力を担うべきとの持論を展開したケンペス氏。代表引退を示唆したメッシについては「彼は代表に戻るだろう。今は(一時的な)風邪をひいているようなものだ。ロシア(ワールドカップ)には良い年齢で臨める。今回、彼の涙を見た人々は“メッシも人間なんだ”と理解したことだろう。彼は火星人ではないんだ」と話し、同選手への過度の批判をけん制するとともに、代表引退撤回を予想した。
メッシの動向については、アルゼンチンのマウリシオ・マクリ大統領や元同国代表MFのディエゴ・マラドーナ氏が代表引退撤回を求める発言をするなど、国内で大きな関心事となっている。
By サッカーキング編集部
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